ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 平成30年
  5. > No.28 セメントモルタル塗り

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.28 を解説、セメントモルタル塗り

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.28 は、セメントモルタル塗りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 各層の塗り厚
  2. ドライアウト防止の水湿し
  3. むら直しを行う時期
  4. 1回の練混ぜ量

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

左官は、下塗り・中塗り・上塗りの順番と、その合間にやる作業がよく問われるんです。順序を取り違えると間違えます。

選択肢3は中塗り後にむら直しを行うとしていますが、むら直しは下地の凹凸をならす作業です。正しくは下塗り後(中塗り前)に行うんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 下塗り・中塗り・上塗りの各層の塗り厚は6mm程度
2 ◯(正しい) 下塗り後、ドライアウト防止のため水湿しを行う
3 ×(誤り) むら直しは下塗り後(中塗り前)に行う
4 ◯(正しい) 1回の練混ぜ量は60分以内に使い切れる量とする

選択肢3のポイント(ここが誤り)

モルタル塗りは、下塗り→むら直し→中塗り→上塗りという流れで進めるんです。塗り重ねる前に面を平らに整えるのがコツになります。

むら直しとは、下塗りの面に出た凹凸や厚みのばらつきをならす作業です。デコボコのまま塗り重ねると、仕上がりの厚みが狂ってしまいます。

だからむら直しは、下塗りが終わって中塗りをする前に行うのが正しい順序です。中塗りの後にむら直しをするのでは、目的が後手に回って意味がないんです。

例えば、下塗りで厚い所と薄い所ができたら、先にならしておいてから中塗りに進むわけです。ここは混乱しやすいところですね。

ザックリ言えば、むら直しは下塗りの後、中塗りの前、ということです。

覚え方

  • むら直し=下塗り後・中塗り前にならす
  • 塗り厚は各層6mm程度
  • 1回の練混ぜは60分以内に使い切る量

一問一答

Q.

セメントモルタル塗りのむら直しは、どの工程の後に行うか。

下塗りの後、中塗りの前に行います。下塗り面の凹凸をならしてから塗り重ねることで、仕上げの厚みを均一にできます。

平成30年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>