ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 平成30年
  5. > No.2 照明

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.2 を解説、照明

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.2 は、照明に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 光源の光色と色温度の単位
  2. 直接照明と間接照明の陰影の違い
  3. 照度の定義
  4. タスク・アンビエント照明の方式

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

照明の用語は、何を測っている量なのかをセットで覚えると混乱しないんです。とくに照度と光度は引っかけの定番ですね。

選択肢3は照度を点光源からある方向への光の強さとしていますが、これは光度の説明で誤りなんです。照度は単位面積当たりに入射する光束で、単位はルクスです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 光源の光色は色温度で表し、単位はケルビン(K)
2 ◯(正しい) 直接照明は光が直接当たるため、間接照明より陰影が濃くなる
3 ×(誤り) 点光源からある方向への光の強さは光度。照度は単位面積当たりに入射する光束
4 ◯(正しい) タスク・アンビエント照明は全般照明と局部照明を併用する方式

選択肢3のポイント(ここが誤り)

照明の量には、光束・光度・照度・輝度があります。ここは混乱しやすいところですね。

光度は、点光源からある方向へ向かう光の強さを表す量で、単位はカンデラです。選択肢3の文章は、まさにこの光度の説明になっているんです。

照度のほうは、光が当たる面の側で測る量です。ある面の単位面積当たりに入射してくる光束の量を表し、単位はルクスを使います。

例えば、机の上が何ルクスあれば作業しやすいか、という話をするときの量が照度なんです。

ザックリ言えば、光を出す側の強さが光度、光が当たる面の明るさが照度、ということです。

覚え方

  • 光度=光源からある方向への光の強さ(カンデラ)
  • 照度=面に入射する単位面積当たりの光束(ルクス)
  • 色温度の単位はケルビン、光色を表す

一問一答

Q.

単位面積当たりに入射する光束で表される量は何か。

照度です。単位はルクス(lx)で、光が当たる面の明るさを示します。点光源からある方向への光の強さは光度(カンデラ)で、別の量です。

平成30年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>