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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.50 を解説、木造住宅の解体工事

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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.50は、木造住宅の解体工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、木造住宅を壊す際の段取りと廃棄物の扱いの基本(設備の供給停止確認、建具の撤去順序、廃材の分別、外壁の解体方法)を横断で問うものです。安全確保と適正処理の両面が問われます。

なかでも引っかけの核心は1点、蛍光ランプは水銀を含むので、窓ガラスと一緒に破砕してガラス類として処分してはならないことです。同じ「ガラス製品」だからとまとめてしまう記述に引っかかります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 感電や漏水を防ぐため、解体前に給水・ガス・電力・通信の供給停止を確認するので正しい
2 ◯(正しい) 建具は上階部分から撤去すると作業を効率よく進められるので適当
3 ×(誤り) 蛍光ランプは水銀を含むため、窓ガラスと一緒に破砕してガラス類として処分してはならない。割らずに分別する
4 ◯(正しい) 木質下地のモルタル系外壁の解体にバール・ハンマーを用いるのは妥当な工法で適当

選択肢3は、蛍光ランプを窓ガラスと共に破砕してガラス類として処分するとした点が誤りで、水銀を含むため割らずに分別しなければなりません。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

蛍光ランプ(蛍光灯)には、ごく微量ですが水銀が封入されています。見た目はガラス製品ですが、窓ガラスとは扱いがまったく違うわけです。

窓ガラスと一緒に破砕すると、内部の水銀が飛散し、作業者の健康や周辺環境に悪影響を及ぼします。そのため蛍光ランプは割らずに分別し、専用ルートで適正に処理しなければなりません

選択肢3は、蛍光ランプを窓ガラスと共に専用コンテナ内で破砕し、ガラス類として処分するとしています。同じガラス製だからとまとめて破砕処分してはならないのがこの記述の誤りなんです。

覚え方

  • 蛍光ランプ=水銀含有・割らずに分別(ガラス類と一緒に破砕しない)
  • 解体前=給水・ガス・電力・通信の供給停止を確認
  • 建具は上階から撤去/木質下地モルタル外壁はバール・ハンマーで解体

理解度チェック

Q.

蛍光ランプを窓ガラスと一緒に破砕してガラス類として処分してよいか。

いけません。蛍光ランプは水銀を含むため、破砕すると水銀が飛散します。割らずに分別し、専用ルートで適正に処理します。

Q.

木造住宅の解体に先立って供給停止を確認すべき設備は何か。

給水・ガス・電力・通信です。停止しないまま解体すると、感電・漏水・ガス漏れなどの事故につながるためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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