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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.62 を解説、ビニル床シート張り

平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.62 は、ビニル床シート張りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 下地の乾燥や清掃
  2. 裁断後の仮敷きと巻きぐせ取り
  3. 接着剤のオープンタイム
  4. 継目の処理(熱溶接など)

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

ロールで巻いてあるシートは、巻きぐせが残っているんです。そのまま張ると端が浮いてくるわけです。

選択肢2は裁断後直ちに張り付けたとしていますが、正しくは仮敷きして巻きぐせを取ってから張るんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 下地は十分に乾燥させ清掃してから張る
2 ×(誤り) 裁断後は仮敷きして巻きぐせを取ってから張る
3 ◯(正しい) 接着剤は所定のオープンタイムをおいて張る
4 ◯(正しい) 継目は接着後、所定の時間をおいて熱溶接する

選択肢2のポイント(ここが誤り)

ビニル床シートは、ロール状に巻いて運ばれてきます。そのため、ほどいた直後は巻いていた癖、つまり巻きぐせが残っています。

このまま張ると、端や継目が浮いてきたり、あとで反り返ったりします。きれいに密着しません。

そこで裁断した後はいったん仮敷きし、しばらく置いて巻きぐせを取ってから本張りします。シートを落ち着かせてから貼る、という手順です。

例えば寒い時期はとくに癖が残りやすいので、仮敷きで床になじませる時間が大事になります。

選択肢2は裁断後に直ちに張ったとしている点が誤りです。急いで貼ると失敗する、と覚えておきましょうね。

ザックリ言えば、ビニル床シートは仮敷きで巻きぐせを取ってから張る、ということです。

覚え方

  • ビニル床シート=仮敷きして巻きぐせを取ってから張る
  • 直ちに張ると端や継目が浮く
  • 接着剤はオープンタイムを守ってから圧着する

一問一答

Q.

ビニル床シートは、裁断後すぐに張り付けてよいか。

いけません。裁断後は仮敷きして巻きぐせを取ってから張ります。直ちに張ると端や継目が浮く原因になります。

平成29年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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