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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.33 を解説、品質管理のための試験及び検査

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.33 は、品質管理のための試験及び検査に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. コンクリートのスランプの試験方法
  2. 鉄筋のガス圧接部の検査方法
  3. 木材の含水率の測定方法
  4. 塗装下地のアルカリ度の確認方法

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

測る対象と道具の組合せは、似た名前で入れ替えられやすいんです。ここは道具の用途を取り違えやすいですね。

選択肢3は含水率の測定にpHコンパレーターを使うとしていますが違います。pHコンパレーターはアルカリ度の測定用です。覚え方は含水率は水分計、pHコンパレーターはアルカリ度です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) スランプはスランプコーンを用いて測る
2 ◯(正しい) ガス圧接部は超音波探傷試験などで検査する
3 ×(誤り) 含水率は水分計で測り、pHコンパレーターは用いない
4 ◯(正しい) 下地のアルカリ度はpHコンパレーターで確認する

選択肢3のポイント(ここが誤り)

木材の含水率は、木の中にどれだけ水分が含まれているかを表す値です。含水率が高い木材を使うと、後から乾いて反りや割れが出ます。

この含水率は、電気抵抗式水分計などの水分計で測るんです。木に針を当てて、電気の通りやすさから水分量を読み取ります。

一方、pHコンパレーターは、塗装やモルタル下地のアルカリ度(pH)を調べる道具です。試薬の色の変化で酸性かアルカリ性かを見るものです。

選択肢3は含水率の測定にpHコンパレーターを使うとしていますが、道具の用途が違っていて不適当です。名前が似ているので引っかけられやすいので注意しましょう。

ザックリ言えば、水分は水分計、アルカリ度はpHコンパレーター、と道具と対象を分けて覚える、ということです。

覚え方

  • 木材の含水率=電気抵抗式水分計で測定
  • pHコンパレーターは下地のアルカリ度を測る道具
  • 測る対象と道具の組合せを取り違えない

一問一答

Q.

内装工事に用いる木材の含水率の測定には、pHコンパレーターを用いるか。

用いません。木材の含水率は電気抵抗式水分計などで測定します。pHコンパレーターは塗装下地などのアルカリ度を確認する道具で、含水率の測定には使いません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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