けんせつる
酸欠の危険場所って、酸素濃度は15%以上まで戻せば換気としては十分なの?
この記事の要点
令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.50は、酸素欠乏危険作業に従事させるときの事業者の責務に関する問題です。酸素欠乏症等防止規則上、誤っているものを選ぶ問いで、正解は選択肢2。
令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.50は、酸素欠乏危険作業で事業者が果たすべき責務を問う問題です。「誤っているもの」を選ぶ形式です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
4つの記述のうち、酸素欠乏症等防止規則上で誤っているものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 酸素濃度の測定を行ったときは、その記録を3年間保存する |
| 2 | ×(誤り) | 換気は酸素濃度を18%以上に保つよう行う。問題文の「15%以上」が誤り |
| 3 | ○(正しい) | 酸素欠乏危険作業主任者は、技能講習修了者のうちから選任する |
| 4 | ○(正しい) | 就かせる労働者に対し、酸素欠乏危険作業に係る特別の教育を行う |
選択肢2の換気で保つべき酸素濃度「15%以上」が誤りで、正しくは18%以上です。
この問題のテーマは、酸欠の危険がある場所で事業者が守るべき決まりなんです。
判断の軸になるのは、記録の保存年数や、人を選任・教育する区分、そして換気で保つ酸素濃度の数字です。
選択肢1は、酸素濃度を測定したときの記録を3年間保存する内容です。
後から作業環境を検証したり、事故が起きたときの経緯を確認したりするために記録を残します。
その保存期間が3年と定められています。正しい記述ですね。
通常の空気の酸素濃度は約21%です。これが18%を下回ると、酸素欠乏とみなされます。
ザックリ言えば、安全側の境界が18%ということです。だから換気は18%以上に保つよう行います。15%まで下がると、めまいや意識低下が現れる危険域なんです。
選択肢3は、酸素欠乏危険作業主任者を技能講習修了者から選任する内容です。
酸欠作業の指揮は専門知識を要するので、所定の技能講習を修了した人に限られます。
例えば、マンホールやピット内の作業では、この主任者が換気や測定の指揮を執ります。正しい記述です。
選択肢4は、就かせる労働者に酸素欠乏危険作業に係る特別の教育を行う内容です。
酸欠は目に見えず、においもありません。危険を知らずに入ると一瞬で倒れることがあります。
だから作業に就く全員へ、危険性や避難の方法を特別教育として伝えます。これも正しい記述です。なんとなく区分がつかめましたか。
酸欠の数字 → 換気で保つ酸素濃度は「18%以上」 → 測定記録の保存は「3年」 → 主任者は技能講習・労働者は特別教育
空気は21%、酸欠の境界は18%、と押さえておきましょう。15%が出たら誤りです。
酸素欠乏危険場所では、原則として空気中の酸素濃度を何%以上に保つよう換気するか。
18%以上です。「15%以上」は誤りです。通常の空気は約21%で、18%を下回ると酸素欠乏とみなされます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2
酸素欠乏危険場所では、原則として空気中の酸素濃度を18%以上に保つよう換気しなければなりません。問題文の「15%以上」は誤りなんです。15%という数字はかなり危険な状態で、ここを基準にすると意識障害が起きかねません。「とりあえず空気が動いていればいい」という感覚が一番危ないわけです。