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令和6年度 1級建築施工管理技士 No.45を解説、品質管理の基本的な考え方

けんせつる

けんせつる

品質管理って、目標値を大幅に上回ればそれで優れた管理といえるの?

この記事の要点

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.45は、品質管理に関する問題です。この問題は最も適当なものを選ぶ問いで、正解は選択肢3。

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.45は、品質管理の基本的な考え方を問う問題です。「最も適当なもの」を選ぶ形式です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

4つの記述のうち、最も適当なものを選びます。

正解:選択肢3

品質管理の本質は品質計画を施工計画書に具体的に記述し、そのとおりに実施することです。品質管理とは「品質計画で定めた目標値をどう達成するか」の活動です。目標を超えた過剰品質は逆にコスト増や工期延長につながる場合があり、常に高品質が良いわけではありません。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 「品質計画のレベルにかかわらず緻密な管理を行う」→ 目標に関係なく緻密にするのは過剰管理につながる
2 ×(誤り) 「目標値を大幅に上回れば優れた管理」→ 過剰品質は無駄なコストを生む。適切な管理ではない
3 ○(正しい) 品質計画を施工計画書に記述し、そのとおりに実施することが品質管理の本質
4 ×(誤り) 「前工程より後工程に管理の重点を置く」→ 品質管理は前工程での予防が重要で、後工程での検査依存は誤り

選択肢3の「品質計画を施工計画書に具体的に記述し、そのとおりに実施すること」が品質管理の正しい説明です。

この問題のポイント

品質管理(QC)の基本理念は、計画した品質目標を確実に達成することです。

目標値を「大幅に上回る」ことは、必ずしも優れた管理とは言えません。過剰な品質は余分なコストや工期を消費することになります。

また品質管理は「後工程での検査」に頼るより、「前工程での予防」に重点を置くほうが効果的です。

選択肢1

選択肢1の「品質計画のレベルにかかわらず緻密な管理を行う」という記述は誤りです。目標に関係なく一律に緻密な管理をすると、過剰管理につながります。

選択肢2

選択肢2の「目標値を大幅に上回れば優れた管理」という記述は誤りです。過剰品質は無駄なコストを生むため、適切な管理とは言えません。

選択肢3

これが正しい選択肢です。品質計画を施工計画書に具体的に記述し、そのとおりに実施することが品質管理の本質です。

選択肢4

選択肢4の「前工程より後工程に管理の重点を置く」という記述は誤りです。品質管理は前工程での予防が重要で、後工程での検査に依存するのは適切ではありません。

覚え方

品質管理の本質 → 品質計画を計画書に記述 → 計画どおりに実施 → PDCAサイクルで改善

一問一答

Q.

品質管理において、目標値を大幅に上回る品質が確保されていれば優れた管理といえるか。

そうではありません。品質管理は品質目標を適切に達成することが目的です。過剰品質は余分なコストや工期を生じさせます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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