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令和6年度 1級建築施工管理技士 No.6を解説、内装材料の種類と特徴

けんせつる

けんせつる

パーティクルボードって、木材小片と接着剤で作るの?それともセメント系?

この記事の要点

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.6は、内装材料に関する問題です。正解は選択肢2。

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.6は、各種内装材料の原料・特徴・用途を問う問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢2

パーティクルボードは木材小片(チップ)を接着剤で固めた板です。「木毛等の木質原料及びセメントを用いて圧縮成形した板」という記述は、木毛セメント板の説明です。パーティクルボードとセメント系材料を混同した記述が誤りになるわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 強化せっこうボード: せっこうボードの芯に無機質繊維等を混入、耐衝撃性・耐火炎性が規定されている
2 ×(誤り) パーティクルボードは木材小片と接着剤で製造。「木毛等+セメント」は木毛セメント板の説明
3 ○(正しい) コルク床タイル: 天然コルク外皮を主原料とし、ウレタン樹脂等で加工した床タイル
4 ○(正しい) クッションフロア: 表面透明ビニル層+印刷層+発泡ビニル層の構造をもつビニル床シート

選択肢2の「木毛等の木質原料及びセメントを用いて圧縮成形した板」という記述はパーティクルボードではなく木毛セメント板の説明です。

この問題のポイント

この問題では、材料名とその製造方法・原料を正確に結びつけられているかが問われています。

特にパーティクルボードと木毛セメント板は試験で混同しやすいペアです。両方とも木材系材料に見えますが、バインダーが接着剤かセメントかで全く別の材料なんです。

選択肢1

強化せっこうボードは、通常のせっこうボードの芯部分に無機質繊維(ガラス繊維等)を混入したものです。

耐衝撃性や耐火炎性といった性能が規定されており、壁や天井の内装材として広く使われています。記述は正しいです。

選択肢2

これが誤りを含む選択肢です。パーティクルボードは、木材を細かく砕いたチップ(木材小片)を接着剤(合成樹脂)で固めて成形した板材です。

一方、「木毛等の木質原料及びセメントを用いて圧縮成形した板」は木毛セメント板の説明です。

木毛セメント板は断熱性と強度を持ち、屋根の下地材や外壁の断熱材として使われます。パーティクルボードは家具の下地材や床の下地材として使われることが多いです。

原料がまったく異なる2つの材料を入れ替えた記述が誤りです。セメント系の材料をパーティクルボードと呼ぶのは誤りです。

選択肢3

コルク床タイルは、コルクガシの樹皮(外皮)を主原料とした床材です。必要に応じてウレタン樹脂等で表面コーティングが施されます。弾力性と断熱性に優れた材料で、記述は正しいです。

選択肢4

クッションフロアは、ビニル素材を使った柔軟な床シートです。表面から順に、透明ビニル層(表面保護)→ 印刷層(模様・柄)→ 発泡ビニル層(クッション性)という構成になっています。記述は正しいです。

覚え方

パーティクルボードと木毛セメント板の違いは「何で固めるか」で判別できます。

パーティクルボード → 木材チップ + 接着剤 / 木毛セメント板 → 木毛 + セメント

「パーティクル」は「粒子・小片」という意味です。木材の粒子を樹脂で固める、という名前の意味を理解すると覚えやすくなります。

一問一答

Q.

木毛等の木質原料にセメントを混ぜて圧縮成形した板材の名称は何か。

木毛セメント板です。パーティクルボードは木材小片を接着剤で固めた板材です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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