けんせつる
野縁が壁に突き付く端っこ、野縁受からのはね出しって何mmまでだっけ?
この記事の要点
令和5年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.34は、軽量鉄骨天井下地工事に関する問題です。正解は選択肢4。野縁が壁と突付けとなる箇所の野縁受からのはね出しは150mm以下とします。
令和5年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.34は、特定天井に該当しない軽量鉄骨天井下地工事に関する問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | ふところ1,500mm以上で吊りボルトの振れ止め水平補強は縦横1,800mm程度 |
| 2 | ○(正しい) | 下り壁による段違い部分は2,700mm程度の間隔で斜め補強 |
| 3 | ○(正しい) | 下地張りのある天井のダブル野縁は1,800mm程度の間隔 |
| 4 | ×(誤り) | 野縁が壁と突付けの箇所の野縁受からのはね出しは150mm以下 |
選択肢4は、野縁受からのはね出しを200mmとした部分が誤りで、正しくは150mm以下です。
この問題のポイントは、天井下地をたわませず平らに保つための寸法を覚えているかということです。
天井下地は、吊りボルトで野縁受を吊り、その野縁受に野縁を留めて構成します。
このとき支えのない部分が長いと、自重で垂れ下がって天井面が波打ちます。だから振れ止めの間隔や、野縁のはね出し寸法が決められているんです。
数値は混乱しやすいところですね。「支えのない長さを短く」という発想で整理しておきましょう。
天井のふところが1,500mm以上ある場合の、吊りボルトの振れ止めについての記述です。
ふところが深いと吊りボルトが長くなり、横揺れしやすくなります。そこで水平方向の補強を入れて振れを止めます。
縦横間隔を1,800mm程度とするのは標準的です。よってこの記述は正しいということです。
下り壁による天井の段違い部分の補強についての記述です。
天井に段差があると、その境目で力のバランスが崩れて変形しやすくなります。
2,700mm程度の間隔で斜め補強を行うのは妥当です。よってこの記述は正しいということです。
下地張りのある天井仕上げのダブル野縁の間隔についての記述です。
ダブル野縁を1,800mm程度の間隔で配置し、その間にシングル野縁を等間隔に並べます。
これは下地張りのある天井の標準的な配置です。よってこの記述は正しいということです。
これが誤りを含む選択肢です。野縁が壁と突付けになる箇所の、野縁受からのはね出しについての記述ですね。
野縁の端は壁に突き付きますが、その端を支える野縁受から先端までが長いと、先端が支えなく宙に出ます。
この出が長いと、てこのように先端が下がり、壁際の天井面が垂れてしまいます。
そのため野縁受からのはね出しは150mm以下とします。問題文の「200mm」は長すぎて誤りということです。
例えば壁際だけ天井がわずかに下がると、照明や見切り材のラインが乱れて目立つわけです。だから出を短く抑えます。
天井下地は、「支えのない長さを短く」で整理すると間違えにくくなります。
野縁の端を野縁受から長く出すと先端が垂れる。だからはね出しは150mm以下に抑えるわけです。
野縁の端は野縁受で支える=出が長いと先端が垂れる=はね出しは150mm以下という順番でつなぐと、本番で迷わなくなるでしょう。
野縁が壁と突付けとなる箇所で、野縁受からの野縁のはね出しは何mm以下にするか。
150mm以下です。はね出しが長いと先端が垂れて壁際の天井面が下がるためです。
天井のふところが深いとき、吊りボルトの振れ止めの水平補強の間隔は。
縦横間隔を1,800mm程度とします。長い吊りボルトの横揺れを抑えるための補強です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4
野縁の端を野縁受から長く突き出すと、てこのように先端が下がって天井面が垂れるんです。だから壁との突付け部での野縁受からのはね出しは150mm以下に抑えます。選択肢4の200mmでは長すぎて不適当というわけです。