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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.40を解説、アルミニウム製建具工事

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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.40は、アルミニウム製建具工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

アルミ建具の取付け(耐アルカリ塗装・充填モルタルの除塩・アンカー間隔・シーリング)を問う問題です。引っかけの核心はモルタル接触部の耐アルカリ性塗料を省略してよいかで、必須の保護工程を省く不適当な選択肢を作っているわけです。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) モルタル接触部の耐アルカリ性塗料塗りは必須。「省略した」は誤り
2 ◯(正しい) 充填モルタルは除塩した砂を使い、塩分による腐食を防ぐので正しい
3 ◯(正しい) 建具枠アンカーは両端を逃げて所定間隔以下で取り付けるので正しい
4 ◯(正しい) 水切りと下枠の取合いは建具枠まわりと適合するシーリング材を使うので正しい

選択肢1はモルタル接触部の耐アルカリ性塗料塗りを省略したとしており、ここが最も不適当です。この塗装は省いてはならないんです。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

アルミニウムは酸にもアルカリにも弱い金属で、とくにセメントモルタルの強いアルカリで腐食します。

陽極酸化皮膜(アルマイト)があっても、モルタルに直接触れる部分は腐食のおそれがあります。そのためモルタル接触部には耐アルカリ性塗料を塗って保護しなければなりません。

選択肢1はこの塗装を省略しており、アルミの腐食を招くため誤りなんです。陽極酸化皮膜があるからといって省いてはならないわけです。

充填モルタルの除塩も同じ発想で、塩分や強アルカリといった腐食要因からアルミを守る対策がこの工事の要点です。

覚え方

  • アルミのモルタル接触部は耐アルカリ性塗料が必須(省略不可)
  • アルミはアルカリ・酸・塩分に弱い
  • 充填モルタルの砂は除塩して使う
  • 建具枠アンカーは両端を逃げて所定間隔以下

理解度チェック

Q.

陽極酸化皮膜のアルミ部材なら、モルタル接触部の耐アルカリ塗装を省いてよいか。

省いてはなりません。皮膜があってもモルタルの強アルカリで腐食するおそれがあり、耐アルカリ性塗料での保護が必要です。

Q.

アルミ建具の充填モルタルに使う砂を除塩するのはなぜか。

塩分が残るとアルミやアンカーの腐食を促すためです。海砂などはNaCl量を所定値以下まで除塩してから使います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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