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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.41を解説、コンクリート素地面の塗装工事

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.41 は、コンクリート素地面の塗装工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. ふっ素樹脂エナメルの下塗り
  2. エマルションペイントの水がかり部
  3. アクリル系非水分散形の研磨
  4. つや有エマルションの養生時間

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

アクリル樹脂系非水分散形塗料の研磨は、中塗り・上塗りの付着をよくするための工程です。素地ごしらえや中塗り前の研磨には、もっと細かい番手の研磨紙を使うのが一般的なんです。

選択肢3は中塗り前に研磨紙P80を用いたとしていますが、これは粗すぎて素地を傷め誤りです。中塗り前はより細かい番手(P120〜程度)を用います。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) ふっ素樹脂エナメルの下塗りをローラーブラシ塗りとするのは妥当
2 ◯(正しい) 屋内の水がかり部分は耐水性の高い塗料種別を選ぶ
3 ×(誤り) 中塗り前の研磨はP80は粗すぎ、より細かい番手を用いる
4 ◯(正しい) つや有エマルションペイントの最終養生時間を48時間とするのは妥当

選択肢3のポイント(ここが誤り)

研磨紙は番手(P番号)が小さいほど目が粗く、大きいほど細かくなります。

P80はかなり粗く、コンクリート素地面の中塗り前研磨に使うと傷が深く残り、仕上がりに響きます。中塗り前は細かい番手で軽く目荒らし程度にします。

ザックリ言えば、仕上げに近い研磨ほど細かい紙、P80は粗すぎということです。

覚え方

  • 中塗り前の研磨は細かい番手(P80は粗すぎ)
  • 番手は数字が大きいほど細かい
  • 水がかり部は耐水性の高い塗料

一問一答

Q.

アクリル系非水分散形塗料の中塗り前研磨にP80は適切か。

粗すぎて不適です。より細かい番手を用います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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