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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.69を解説、クレーン又は移動式クレーン

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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.69は、クレーン又は移動式クレーンに関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

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この問題のポイント

クレーン作業の安全規定(合図の定め方、玉掛けワイヤロープの廃棄基準、特別教育、強風時の措置)を問う問題です。引っかけの核心は合図の方法を定めるのは誰かで、合図を行う者と取り違えさせる記述になっています。義務の主語が事業者であることを押さえているかが分かれ目です。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 合図の方法を定めるのは事業者。合図者が定めるとするのは誤り
2 ◯(正しい) 玉掛けワイヤロープは1よりの間で素線の10%以上が断線したものは使えないので正しい
3 ◯(正しい) つり上げ荷重0.5t以上5t未満の移動式クレーン運転は特別教育で行えるので正しい
4 ◯(正しい) 強風で転倒のおそれがあるときはジブを固定するので正しい

選択肢1は合図の方法を指名された合図者が定めるとしていますが、これが誤りで、合図の方法を定めるのは事業者です。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

クレーンや移動式クレーンの運転には、運転者と荷を扱う者の連携が欠かせません。合図がばらばらだと、運転者が荷の動きを誤って判断し、衝突や落下といった重大事故につながります。

そこで安全規則では、一定の合図のルールを事業者が定め、その合図を行う者(合図者)を事業者が指名することとされています。指名された合図者は、事業者が定めた方法に従って合図を行います。義務の主語はあくまで事業者です。

選択肢1は合図の方法を指名された合図者が定めるとしていますが、これでは合図者ごとに方法がばらつき、統一されたルールになりません。正しくは事業者が合図の方法を定めるのであって、ここが誤っている記述なんです。

覚え方

  • 合図の方法を定めるのは事業者(合図者は指名されるだけ)
  • 玉掛けワイヤロープは素線の10%以上断線で使用不可
  • つり上げ荷重0.5t以上5t未満の移動式クレーン運転は特別教育

理解度チェック

Q.

移動式クレーンの合図の方法を定めるのは誰か。

事業者です。合図を行う者(合図者)は事業者が指名し、合図者は事業者が定めた方法に従います。

Q.

玉掛けワイヤロープは、どの程度断線したものを使ってはならないか。

1よりの間で素線の10%以上が断線したものは使ってはなりません。切れたワイヤは荷の落下につながるためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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