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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.73を解説、建築基準法(防火区画等)

平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.73 は、建築基準法(防火区画等) に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、定められていないもの(誤っているもの)を選びます。

この問題で問われていること

  1. 界壁貫通部の処理
  2. 準防火地域の倉庫の耐火要求
  3. 面積区画(1500m2)
  4. 無窓事務室の主要構造部

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが定められていない/誤りの記述)

採光・換気上有効な開口部のない(無窓の)事務室は、その主要構造部を不燃材料で造るか、または所定の措置が必要ですが、設問は要求の記述が誤りなんです。

選択肢4は無窓事務室の主要構造部を準耐火構造または不燃材料とすればよいとしていますが、要求の組合せが不適当で誤りです。正しくは用途・規模に応じた所定の構造が必要です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 界壁貫通部のすき間は不燃材料で埋める
2 ◯(正しい) 準防火地域の鉄骨造3階1000m2倉庫は耐火・準耐火
3 ◯(正しい) 延べ1500m2超は1500m2以内ごとに区画
4 ×(誤り) 無窓事務室の主要構造部の要求の記述が誤り

選択肢4 のポイント(ここが誤り)

窓のない居室・事務室は、火災時の安全のため主要構造部に防火上の要求がかかります。

その要求の構造の組合せが他の規定と整合せず不適当とされています。

ザックリ言えば、無窓室は構造の要求が厳しい、ということです。

覚え方

  • 延べ1500m2超は1500m2以内ごとに区画
  • 界壁貫通部は不燃材料で埋める
  • 無窓室は主要構造部に防火要求

一問一答

Q.

延べ面積が1500m2を超える耐火建築物の面積区画の単位は。

床面積の合計1500m2以内ごとに区画します。

平成29年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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