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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.30は、鉄骨の加工及び組立てに関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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この問題は、鉄骨の加工と組立ての基本(トッププレートの空気孔、摩擦面の表面あらさ、角形鋼管角部の組立て溶接、組立て溶接の最小ビード長さ)を問うものです。引っかけの核心は高力ボルト摩擦面の表面あらさの値で、すべりにくさを確保する数値を取り違えていないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | トッププレートに溶接金属の充填性を確保する空気孔を設けるため正しい |
| 2 | ×(誤り) | 摩擦面の表面あらさは50μmRz以上が必要。「30μmRz以上」では足りず誤り |
| 3 | ◯(正しい) | 角形鋼管は角部に欠陥が出やすいため組立て溶接を避けるのが適切で正しい |
| 4 | ◯(正しい) | 板厚に応じた組立て溶接の最小ビード長さを確保しており正しい |
選択肢2は摩擦面の表面あらさを30μmRz以上としていますが、これでは必要なすべり係数を得られず誤りで、正しくは50μmRz以上です。
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高力ボルト摩擦接合は、ボルトで鋼板を強く締め付け、板と板の間に生じる摩擦力で力を伝える接合方法です。
力をしっかり伝えるには板どうしがすべりにくいことが前提になります。そこで接合面(摩擦面)をあえてざらつかせて、すべりにくさの指標であるすべり係数0.45以上を確保するわけです。
このために必要な表面あらさが50μmRz以上です。問題文の「30μmRz以上」では摩擦が不足し、すべり係数を確保できないため誤りなんです。
ザックリ言えば、摩擦面は50μmRz以上にざらつかせる、ということです。
高力ボルト摩擦接合で、摩擦面の表面あらさはいくつ以上を確保するか。
50μmRz以上です。摩擦面をざらつかせてすべり係数0.45以上を確保するためで、30μmRzでは摩擦が不足し誤りです。
角形鋼管の角部への組立て溶接は、避けるべきか行ってよいか。
避けるべきです。角部は応力が集中しやすく溶接欠陥も生じやすいため、組立て溶接はその部分を外して行います。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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