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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.25を解説、鉄筋の加工及び組立て

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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.25は、鉄筋の加工及び組立てに関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

鉄筋の加工・組立て(あき寸法、フックの余長、折曲げ内法直径、開口補強)の数値や要件を問う問題です。引っかけの核心は末端90度フックの余長を何dとするかで、角度ごとの余長を取り違えると誤答します。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) D16のあき寸法最小値は粗骨材最大寸法20mmなら25mmで可
2 ×(誤り) 90度フックの余長は8d以上(6dは誤り)
3 ◯(正しい) SD295AとSD345の135度内法直径の最小値
4 ◯(正しい) スラブ開口は同量鉄筋+斜め補強筋で補強

選択肢2の末端90度フックの余長を「6d」とする記述が誤りで、正しくは8d以上です。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

鉄筋の末端フックは、折り曲げた先に直線部(余長)を残します。この余長が短いと、コンクリートとの定着が不足してフックが抜けやすくなります。

余長は折曲げ角度ごとに最小値が定められており、90度フックは8d以上、135度フックは6d以上、180度フックは4d以上です。dは鉄筋の呼び径です。折り曲げが浅い(角度が小さい)ほど、抜けにくくするために余長を長くとる関係になっています。

選択肢2の「90度フックの余長6d」という記述は誤りで、正しくは8d以上です。135度フックの6dと取り違えさせる引っかけですね。

なお選択肢1の鉄筋のあき寸法を粗骨材最大寸法などから定めること、選択肢3の折曲げ内法直径の最小値、選択肢4のスラブ開口部を同量の鉄筋と斜め補強筋で補強することは、いずれも正しい記述です。

覚え方

  • フックの余長は90度=8d・135度=6d・180度=4d以上
  • 折曲げが浅いほど余長を長くとる(抜け防止)
  • スラブ開口は同量鉄筋+斜め補強筋で補う

理解度チェック

Q.

末端90度フックの余長は、鉄筋径の何倍以上とするか。

8d以上(呼び径の8倍以上)です。135度フックの6dと取り違えないよう注意します。

Q.

フックの余長を角度ごとに変えるのは、何のためか。

コンクリートへの定着を確保するためです。折曲げが浅いほど抜けやすいので、余長を長くとって定着を補います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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