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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.60を解説、品質管理に用いる図表

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.60 は、品質管理に用いる図表に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 管理図の説明
  2. ヒストグラム
  3. 散布図
  4. 特性要因図

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

QC七つ道具の図表は、それぞれ目的が違います。特に管理図とパレート図の取り違えが頻出なんです。

選択肢1は、管理図を「項目別に層別して出現頻度の大きい順に並べ累積和を示した図」と説明していますが、これはパレート図の説明であり誤りです。管理図は工程の時間的変化を打点し、安定状態かを管理限界線で判定する図です。重点順位を知るのはパレート図なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 「項目別に並べ累積和を示す」のはパレート図であり管理図ではない
2 ◯(正しい) ヒストグラムは度数分布のグラフ
3 ◯(正しい) 散布図は2変数の相関を見る
4 ◯(正しい) 特性要因図は結果と原因の関係を表す

選択肢1のポイント(ここが誤り)

管理図は、データを時系列に打点し、管理限界線で工程の安定を判定する図です。

項目を大きい順に並べ累積和を示すのはパレート図で、重点を見つけます。

設問は管理図にパレート図の説明を当てており、誤りです。

ザックリ言えば、管理図は時系列・パレート図は重点順位、ということです。

覚え方

  • 重点順位を示すのはパレート図
  • 管理図は工程の時間変化を管理
  • 特性要因図は原因と結果の関係

一問一答

Q.

項目を大きい順に並べ累積和を示す図は何か。

パレート図です。管理図ではありません。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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