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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.28を解説、コンクリートの調合

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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.28は、コンクリートの調合に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、コンクリートの調合で決める基本数値(スランプ・水セメント比・単位水量・構造体強度補正値)を一通り問うものです。引っかけの核心は調合管理強度とスランプ標準値の対応で、強度区分の境目を取り違えていないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 調合管理強度21N/mm²のスランプ標準は18cm21cmは軟らかすぎ
2 ◯(正しい) 普通ポルトランドセメントの水セメント比最大65%は妥当
3 ◯(正しい) 単位水量の最大値185kg/m³は基準どおり
4 ◯(正しい) 構造体強度補正値はセメント種類と予想平均気温で定める

選択肢1は、調合管理強度21N/mm²のスランプを21cmが標準としている点が誤りで、正しくは18cmが標準です。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

スランプは、固まる前のコンクリートの軟らかさをあらわす値です。値が大きいほど軟らかく、流れやすいということです。

普通コンクリートのスランプ標準値は調合管理強度で区切られます。33N/mm²未満は18cm33N/mm²以上は21cmが標準です。

設問の21N/mm²は33N/mm²未満なので、標準スランプは18cmです。これを21cmとすると、必要以上に軟らかい配合になり、材料分離やブリーディングを招きやすくなります。

ザックリ言えば、強度が高いほど水が少なく硬めになりがちなので、スランプの目標値を1段上げてよい、ということです。低強度の21N/mm²で21cmを許すのは不適当なんです。

覚え方

  • 普通コンクリートのスランプ標準は33N/mm²を境に18cmと21cm
  • 強度が高い側ほどスランプ標準値も大きい(33以上で21cm
  • 水セメント比は普通ポルトランドで最大65%
  • 単位水量の最大値は185kg/m³

理解度チェック

Q.

調合管理強度21N/mm²の普通コンクリートのスランプ標準値は。

18cmです。33N/mm²未満は18cm、33N/mm²以上で21cmが標準で、21N/mm²に21cmは軟らかすぎます。

Q.

単位水量の最大値はいくらか。また大きすぎるとどんな不具合が出やすいか。

最大185kg/m³です。水が多いと乾燥収縮ひび割れやブリーディングが増え、耐久性が下がります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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