ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成27年
  5. > No.70 有機溶剤中毒予防規則

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.70 を解説、有機溶剤中毒予防規則

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.70 は、有機溶剤中毒予防規則 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 有機溶剤作業主任者に作業方法を決定させ指揮させる
  2. 有機溶剤等の区分を見やすい場所に色分け表示する
  3. 局所排気装置は1月を超えない期間ごとに作業主任者に点検させる
  4. 局所排気装置は1年以内ごとに1回定期自主検査を行う

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが誤っている記述)

有機溶剤の局所排気装置は、1年以内ごとに1回の定期自主検査が義務づけられています。

「1月を超えない期間ごとに有機溶剤作業主任者に点検させる」という規定はなく、本肢が誤りです。

ザックリ言えば、局所排気装置は1年以内ごとに定期自主検査、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 作業主任者による指揮で正しい
2 ◯(正しい) 区分の表示で正しい
3 ×(誤り) 局所排気装置の定期自主検査は1年以内ごとであり、作業主任者の日常点検と混同した本肢の「1月を超えない期間ごとに作業主任者に点検」は規定にない記述で誤り
4 ◯(正しい) 局所排気装置の定期自主検査で正しい

選択肢3 のポイント(ここが誤り)

有機溶剤の蒸気を吸い込むのを防ぐ局所排気装置は、性能が落ちると中毒事故につながります。そこで法令で点検・検査が義務づけられています。

局所排気装置に課されるのは、1年以内ごとに1回の定期自主検査です。「1月を超えない期間ごとに有機溶剤作業主任者に点検させる」という規定はありません。作業主任者の役割と、装置の定期自主検査を混同した記述です。

選択肢3はこの混同があり、規定にない点検義務を述べています。局所排気装置は1年以内ごとに定期自主検査、と押さえてみましょう。

覚え方

  • 局所排気装置は1年以内ごとに定期自主検査
  • 有機溶剤等の区分を色分け表示
  • 作業主任者が作業方法を決定・指揮

一問一答

Q.

有機溶剤の局所排気装置の定期自主検査の頻度は。

1年以内ごとに1回です。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>