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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.63 を解説、タイル後張り工法の試験・検査

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.63 は、タイル後張り工法の試験・検査 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 外観検査は色調・仕上がり・欠点を限度見本内で確認
  2. 打音検査は施工後2週間以上経過後に全面で行う
  3. 小口平タイルの引張接着力試験は1/2の大きさのアタッチメントを用いる
  4. 引張接着力試験は所定強度以上かつ界面破壊率50%以下で合格

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

引張接着力試験では、対象タイルと同じ大きさの鋼製アタッチメントを接着し、引っ張って強度を測ります。

小口平タイルで「1/2の大きさ」のアタッチメントを用いると正しい接着力が測れず不適当です。

ザックリ言えば、アタッチメントはタイルと同寸を使う、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 外観検査の確認で正しい
2 ◯(適当) 打音検査の時期で正しい
3 ×(最も不適当) 引張接着力試験のアタッチメントは原則タイルと同じ大きさを用いるべきで、1/2の大きさは適切でなく誤り
4 ◯(適当) 合格判定基準で正しい

選択肢3 のポイント(ここが最も不適当)

タイルの引張接着力試験は、タイル表面に鋼製アタッチメント(引張り治具)を接着し、それを引っ張ってはがれる強さを測ります。測りたいのは、そのタイル1枚が下地に付いている力です。

そのため、アタッチメントはタイルと同じ大きさのものを使い、タイル1枚の全面を引っ張ります。小さいアタッチメントだと、タイルの一部しか引っ張れず、正しい接着力が出ません。

選択肢3は小口平タイルに1/2の大きさのアタッチメントを使うとしており、タイルと同寸にすべきところを外しています。ここが誤りです。

覚え方

  • 引張接着力試験のアタッチメントはタイルと同寸
  • 打音検査は2週間以上経過後に全面
  • 合格=所定強度以上かつ界面破壊率50%以下

一問一答

Q.

引張接着力試験のアタッチメントの大きさは。

対象タイルと同じ大きさにします。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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