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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.50 を解説、仕上工事の施工計画

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.50 は、仕上工事の施工計画 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 改質アスファルトトーチ工法の重ね部は砂をあぶり沈めて重ねる
  2. 現場錆止め塗装の塗膜厚は使用量と塗装面積から推定
  3. 外壁タイルの伸縮調整目地は下地のひび割れ誘発目地と一致
  4. GL直張りの一度に練る接着材は3時間以内に使い切る量

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

せっこう系接着材(GL工法)は硬化が速いため、一度に練る量は1時間以内(実務では30分〜1時間程度)に使い切れる量にします。

3時間では硬化が進み施工不良になります。記述が誤りです。

ザックリ言えば、GLの接着材は短時間で使い切る、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) トーチ工法の重ね処理で正しい
2 ◯(適当) 塗膜厚の推定で正しい
3 ◯(適当) 目地位置を一致させるで正しい
4 ×(最も不適当) せっこう系直張り接着材は硬化が早く、一度に練る量は1時間以内に使い切れる量とすべきで、3時間は長すぎ誤り

選択肢4 のポイント(ここが最も不適当)

せっこう系の直張り接着材は、水で練ると硬化反応が始まり、短時間で固まり出します。練ってから時間が経つほど、こわばって壁やボードに密着しにくくなり、接着不良の原因になります。

そのため、一度に練るのは1時間以内に使い切れる量にとどめます。

選択肢4は3時間以内に使い切る量としており、固まり始めてからも使うことになります。GLの接着材は短時間で使い切る、と押さえてみましょう。

覚え方

  • GL直張り接着材は短時間(1時間以内目安)で使い切る
  • タイル伸縮目地はひび割れ誘発目地と一致
  • 塗膜厚は使用量と面積から推定

一問一答

Q.

せっこう系直張り接着材は一度にどれだけ練るか。

1時間以内に使い切れる量です。硬化が速いためです。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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