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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.49 を解説、躯体工事の施工計画

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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.49 は、躯体工事の施工計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

埋戻しの締固め、鉄筋の折曲げ内法直径、肌すきとフィラープレートなど、躯体工事の計画を広く問う問題です。引っかけの核心は場所打ち杭の2次スライム処理の方法で、底ざらいバケットでよいかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 透水性の悪い山砂の埋戻しを30cmごとにランマー締固めするのは妥当
2 ×(誤り) 2次スライム処理は水中ポンプ・サクション等で行う。底ざらいバケットは1次処理用で誤り
3 ◯(正しい) SD295Aの折曲げ内法直径を180度と90度で同じ値とするのは妥当
4 ◯(正しい) 肌すき1mm以下なら高力ボルトでフィラープレート不要とするのは正しい

選択肢2は2次スライム処理を底ざらいバケット(1次処理用)で行うとしており、工程が合わず、ここが誤りです。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

場所打ちコンクリート杭では、孔の底に泥やくず(スライム)がたまります。これが残ったまま打設すると、杭の先端が泥の上に乗る形になり、支持力が出ないわけです。

そこでスライムは二段階で除去します。掘削直後の1次処理は底ざらいバケットで大まかにさらい、コンクリート打設直前の2次処理は、トレミー管やサクションポンプなどで吸い上げて仕上げます。

選択肢2は2次処理を底ざらいバケットで行うとしていますが、これは1次処理用です。打設直前は吸い上げて除去する、ということなんです。

覚え方

  • 2次スライム処理は水中ポンプ・サクション等(底ざらいバケットは1次)
  • 透水性の悪い山砂は30cmごとにランマー締固め
  • 肌すき1mm以下は高力ボルトでフィラー不要

理解度チェック

Q.

場所打ち杭のコンクリート打設直前に行う2次スライム処理の方法は。

トレミー管やサクションポンプなどで吸い上げて除去します。底ざらいバケットは掘削直後の1次処理用です。

Q.

スライム処理を行わないとどうなるか。

孔底に泥が残ったまま打設すると、杭先端が泥の上に乗る形になり、所定の支持力が得られません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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