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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.13 を解説、ガラス

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.13 は、ガラス に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 強化ガラスは表面付近に強い引張応力層を形成し耐衝撃が高い
  2. Low-E複層は中空層側に金属コートで断熱・日射制御
  3. 熱線反射ガラスは片側表面に反射膜
  4. 型板ガラスはロールアウト方式で片面に型模様

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

強化ガラスは、表面に圧縮応力層をつくって割れにくくしたガラスです。「表面に引張応力層」とした選択肢1は圧縮と引張が逆で、誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) 強化ガラスは表面に圧縮応力層を形成するもので、引張応力層は誤り
2 ◯(適当) Low-E複層の説明で正しい
3 ◯(適当) 熱線反射ガラスの説明で正しい
4 ◯(適当) 型板ガラスの説明で正しい

選択肢1 のポイント(ここが最も不適当)

強化ガラスは、加熱したガラスの表面を風で急冷してつくります。表面が先に固まって縮もうとし、あとから冷える内部に引っ張られるため、表面に圧縮、内部に引張の力が残ります。

ガラスはもともと表面の微細な傷から割れが進みます。表面が圧縮で押さえ込まれていると、傷を開こうとする引張力を打ち消せるので、割れにくくなります。

もし表面が引張だったら、傷が開きやすく逆に弱くなります。「表面に引張応力層」とした問題文が、最も不適当な記述です。

覚え方

  • 強化ガラスは表面に圧縮応力層を形成
  • Low-Eは中空層側の金属コートで断熱・日射制御
  • 型板ガラスはロールアウト方式

一問一答

Q.

強化ガラスの表面に形成されるのは圧縮応力層か引張応力層か。

圧縮応力層です。表面を圧縮することで割れにくくしています。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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