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令和7年度 1級建築施工管理技士 No.42を解説、常時就業の普通の作業面の照度は100lxでなく150lx以上

けんせつる

けんせつる

普通の作業なら100ルクスくらいで十分じゃないの?精密な作業でもないんだし。

この記事の要点

令和7年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.42は、仮設設備の計画に関する問題です。正解は選択肢4。事務所衛生基準規則では、常時就業させる作業面の照度として「普通の作業」には150lx以上が必要と定められています。100lxでは基準を下回っており不足なわけです。

令和7年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.42は、仮設設備の計画に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢4

事務所衛生基準規則では作業の種類別に照度基準が定められています。「普通の作業」には150lx以上が必要です。「100lxとする」という記述は基準を下回っており、不適当です。精密作業・普通の作業・粗な作業の3区分と数値をセットで覚えておくのが一番確実なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 男性用大便所の便房は同時就業する男性作業員60人ごとに1個が基準
2 ○(正しい) 直接埋設ケーブルの深さは重量物圧力を受けるおそれのない場所で60cm以上が適当
3 ○(正しい) コンセントから使用する電動工具の同時使用係数を1.0とする計画は適当
4 ×(誤り) 普通の作業を行う作業面の照度は150lx以上が基準。100lxは不足

選択肢4の「100ルクス(lx)とする」という記述が誤りで、普通の作業には150lx以上が必要です。

この問題のポイント

この問題では、事務所衛生基準規則が定める作業面の照度基準を正確に覚えているかが問われています。

ここは試験に繰り返し出るところです。3段階の区分と数値をセットで整理しておきましょう。

事務所衛生基準規則が定める作業面の照度基準は以下のとおりです。

作業の区分 照度基準
精密な作業 300lx以上
普通の作業 150lx以上
粗な作業 70lx以上

「普通の作業」に対して「100lx」という数値は、基準の150lxを下回っているため不適当なんです。

選択肢1

仮設便所の便房数の計画に関する記述です。

男性用大便所の便房は、同時に就業する男性作業員60人ごとに1個を設置するのが基準です。例えば、最大120人の男性が同時就業する現場なら、男性用大便所の便房は2個以上必要になります。ここは人数の基準値(60人)をしっかり覚えておきたいですね。

選択肢2

工事用電気設備のケーブルを直接埋設する場合の深さに関する記述です。

直接埋設する場合、車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがある場所を除き、埋設深さは60cm以上とします。重量物の圧力を受けるおそれがある場所(車両が通行するなど)では、さらに深く埋設するか保護管に収めるなどの対策が必要です。また埋設個所を明示するための埋設表示も忘れてはいけません。

選択肢3

工事用使用電力量を算出する際の同時使用係数に関する記述です。

コンセントから使用する電動工具の同時使用係数は1.0として計算します。これはコンセントに接続された電動工具がすべて同時に使用されることを前提にするという意味です。固定した電動機(大型機械など)と異なり、コンセント接続の電動工具はいつでも全台稼働の可能性があるため1.0を採用するわけです。

選択肢4

これが誤りを含む選択肢です。「普通の作業なら100lxで足りるだろう」という感覚的な判断は試験では通用しません。

事務所衛生基準規則では「常時就業させる」場合の照度を厳格に規定しています。普通の作業に対しては150lx以上が必要です。

100ルクス(lx)とする」という計画は基準を50lx下回っており、不適当な計画ということになります。

覚え方

照度基準の3段階は、数字の並びで記憶すると覚えやすくなります。

精密・普通・粗の順に数値は下がります。「300・150・70」という3つの数字のうち、試験で問われやすいのは「普通の作業=150lx以上」の部分です。

普通の作業 → 150lx以上 → 100lxは不足という形で数値と判断をセットにして覚えておくと、この種の問題で確実に得点できます。

一問一答

Q.

事務所衛生基準規則において、常時就業させる「普通の作業」を行う作業面の照度は何lx以上か。

150lx以上です。精密な作業は300lx以上、粗な作業は70lx以上と区分されています。

Q.

仮設の男性用大便所の便房は、同時就業する男性作業員何人ごとに1個設置するか。

60人ごとに1個設置します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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