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令和4年度 1級建築施工管理技士 No.51を解説、公衆災害防止対策と防護棚

令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.51は、公衆災害防止対策に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 解体時の防音シート
  2. 高さ20mでの防護棚の段数
  3. 防護棚の敷板の隙間
  4. 敷地外へのアンカーと所有者の許可

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

落下物による被害を防ぐ防護棚(朝顔)の敷板は、物が抜け落ちないよう隙間がないように設けるのが原則なんです。

選択肢3は敷板どうしの隙間を一定以下なら可とする趣旨で読めますが、防護棚の敷板は隙間なく設けるのが正しく、隙間を許す記述は不適当なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 解体工事で足場外側面に防音シートを設置する
2 ○(正しい) 高さ20mのため防護棚を2段設置する
3 ×(誤り) 防護棚の敷板は隙間なく設ける。隙間を許す記述は不適
4 ○(正しい) アンカー先端が敷地外に出るため所有者の許可を得る

選択肢3は防護棚の敷板どうしの隙間を許容する記述が不適当で、落下物を確実に受けるため敷板は隙間なく設けます。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

防護棚(朝顔)は、上から落ちてくる物を受け止め、通行人や周囲への落下物災害を防ぐための設備です。

受け止める面に隙間があると、小さな物がそこから抜け落ちて下へ届いてしまいます。このため、防護棚の敷板は隙間なく敷き詰めるのが原則です。隙間を一定以下なら許すという考え方は、落下物防止の趣旨に合いません。

ザックリ言えば、防護棚の敷板は隙間なく、ということです。問題文は隙間を許容しており、公衆災害防止として不適当なんです。

覚え方

  • 防護棚の敷板は隙間なく敷き詰める
  • 高さ20mで防護棚は2段
  • 敷地外アンカーは所有者の許可

一問一答

Q.

防護棚(朝顔)の敷板に隙間を設けてよいか。

落下物が抜けるおそれがあるため、敷板は隙間なく設けます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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