ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 令和4年
  5. > No.14 建築用シーリング材

令和4年度 1級建築施工管理技士 No.14を解説、シーリング材の成分と硬化機構

令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.14は、建築用シーリング材に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. シーリング材のクラスの区分
  2. 1成分形の硬化機構
  3. 2面接着の定義
  4. 2成分形の構成材料

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

2成分形シーリング材は、現場で基剤と硬化剤を練り混ぜて反応硬化させるタイプなんです。

選択肢4は2成分形を基剤と着色剤を練り混ぜるものとしていますが、混ぜるのは硬化剤で誤り、正しくは基剤と硬化剤を練り混ぜます。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) クラスは目地幅に対する拡大率・縮小率で区分される
2 ○(正しい) 1成分形の硬化機構には湿気硬化・乾燥硬化・非硬化がある
3 ○(正しい) 2面接着は相対する2面で被着体と接着している状態
4 ×(誤り) 2成分形は基剤と硬化剤を練り混ぜる。着色剤は誤り

選択肢4は2成分形シーリング材を基剤と着色剤を練り混ぜるとした点が誤りで、正しくは基剤と硬化剤を練り混ぜて使用します。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

2成分形シーリング材は、施工直前に2つの材料を現場で練り混ぜ、化学反応で硬化させるタイプです。

このとき混ぜ合わせるのは基剤と硬化剤です。着色剤は色を調整するために必要に応じて加えるもので、硬化を担う成分ではありません。

ザックリ言えば、固めるために混ぜるのは硬化剤だということです。問題文は着色剤を練り混ぜるとしているため、硬化のしくみとして誤りなんです。

覚え方

  • 2成分形は基剤+硬化剤を現場で練り混ぜる
  • 着色剤は色調整用で硬化成分ではない
  • 1成分形の硬化=湿気硬化・乾燥硬化・非硬化

一問一答

Q.

2成分形シーリング材は何と何を練り混ぜて使うか。

基剤と硬化剤を練り混ぜます。着色剤は色調整用で、硬化成分ではありません。

令和4年 1級建築施工管理技士 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

▼令和4年 1級建築施工管理技士▼

▼他の年度▼

▼他の試験▼

▼カテゴリ一覧▼

Topへ >>