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令和3年度 1級建築施工管理技士 No.21を解説、乗入れ構台・荷受け構台

令和3年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.21 は、乗入れ構台及び荷受け構台の計画に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. クラムシェル作業時の構台幅
  2. 乗入れ構台の高さ(大引下端の位置)
  3. 荷受け構台の積載荷重の偏りの想定
  4. 荷受け構台の作業荷重の割増し率

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

荷受け構台には、材料の重さだけでなく作業による余分な力も見込む必要があるんです。

選択肢4は作業荷重を自重と積載荷重の合計の5%としていますが、一般に10%程度を見込むため誤りです。正しくは作業荷重は合計の約10%です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) クラムシェルが旋回できる構台幅を確保する
2 ◯(正しい) 大引下端が床スラブ上端より上になるよう高さを決める
3 ◯(正しい) 積載荷重の偏りは全スパンの一部に分布すると想定する
4 ×(誤り) 作業荷重は自重+積載の約10%5%は誤り

選択肢4のポイント(ここが誤り)

荷受け構台の上では、資材を置くだけでなく、玉掛けや盛替えなどの作業で衝撃や偏った力が加わります。そこで設計では、自重と積載荷重の合計に作業荷重を上乗せします。

その作業荷重は、一般に自重と積載荷重の合計の10%程度を見込みます。問題文の5%は小さすぎる点が誤りです。

ザックリ言えば、作業のぶんを1割増しで見込む、ということです。

覚え方

  • 荷受け構台の作業荷重は自重+積載の約10%(5%は誤り)
  • 大引下端はスラブ上端より上
  • クラムシェルは旋回幅を確保

一問一答

Q.

荷受け構台の作業荷重は、自重と積載荷重の合計の何%程度を見込むか。

約10%です。5%ではありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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