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令和3年度 1級建築施工管理技士 No.2を解説、採光及び照明

令和3年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.2 は、採光及び照明に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 演色性の意味
  2. 光束の定義
  3. 側窓の位置と照度分布の均斉度
  4. 設計用全天空照度の値

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

側窓を高い位置に付けると、光が部屋の奥まで届きやすくなり、室内の明るさのムラ(均斉度)が変わるんです。

選択肢3は窓位置を高くしても均斉度は変わらないとしていますが、実際は変わる(奥まで届き均斉度が向上する)ため誤りで、正しくは高い窓ほど均斉度はよくなるわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 演色性は光源による物体色の見え方の性質をいう
2 ◯(正しい) 光束は放射束を標準比視感度で重みづけした量
3 ×(誤り) 側窓を高くすると照度分布の均斉度は変わる変わらないは誤り
4 ◯(正しい) 設計用全天空照度は快晴時が薄曇り時より小さい

選択肢3のポイント(ここが誤り)

同じ大きさの側窓でも、低い位置にあると窓ぎわだけが明るく奥が暗くなりがちです。窓を高い位置に上げると、光が奥まで差し込み、部屋全体の明るさのムラが小さくなります。

このムラの少なさを表すのが均斉度で、高い窓ほど均斉度はよくなります。

ザックリ言えば、窓の高さを変えれば明るさの分布は変わる、ということです。問題文は「変わらない」としている点が誤りなんです。

覚え方

  • 側窓は高いほど均斉度が向上(変わらないは誤り)
  • 設計用全天空照度は快晴<薄曇り
  • 演色性=物体色の見え方を左右する光源の性質

一問一答

Q.

同じ側窓の位置を高くすると、室内の照度分布の均斉度はどうなるか。

奥まで光が届き、均斉度はよくなります。変わらないわけではありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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