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令和3年度 1級建築施工管理技士 No.1を解説、換気

令和3年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.1 は、換気に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 風圧力による自然換気量と風圧係数の関係
  2. 温度差換気での中性帯の位置
  3. 一酸化炭素濃度の管理基準値
  4. 浮遊粉じん量の管理基準値

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

中央管理方式の空気調和設備では、室内の一酸化炭素(CO)濃度の上限が建築基準法で定められているんです。

選択肢3は100 ppm以下としていますが、これは桁が大きすぎて誤りで、正しくは10 ppm(0.001%)以下です。100 ppmという数値に引っかからないようにしましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 自然換気量は風上側と風下側の風圧係数の差の平方根に比例する
2 ◯(正しい) 温度差換気では中性帯の位置は開口部の大きい方に近づく
3 ×(誤り) 一酸化炭素濃度は10 ppm以下100 ppm以下は誤り
4 ◯(正しい) 浮遊粉じん量は0.15 mg/m³以下とする

選択肢3のポイント(ここが誤り)

一酸化炭素は無色無臭で、わずかな濃度でも中毒を起こす危険なガスです。だから室内の許容濃度はとても低く設定されています。

建築基準法の管理基準では、中央管理方式の空気調和設備を設ける場合の一酸化炭素濃度は10 ppm(0.001%)以下です。

ザックリ言えば、COは100 ppmも許されない、その10分の1の10 ppmが上限ということです。浮遊粉じんの0.15 mg/m³と数値を混同しないようにしましょうね。

覚え方

  • 一酸化炭素濃度は10 ppm以下(100 ppmは誤り)
  • 浮遊粉じんは0.15 mg/m³以下
  • 温度差換気の中性帯は大きい開口部側に寄る

一問一答

Q.

中央管理方式の空気調和設備で、室内の一酸化炭素濃度の上限はいくらか。

10 ppm(0.001%)以下です。100 ppm以下ではありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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