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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.65を解説、公衆災害防止対策

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.65 は、市街地の建築工事における公衆災害防止対策に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 仮囲い下端の隙間処理
  2. 歩道防護構台
  3. 解体時の防音パネル
  4. 防護棚の敷板と隙間

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

外部足場の防護棚(朝顔)の敷板は、落下物が隙間から抜けないよう、すき間なく設けるのが原則です。隙間があると物が落下して危険なんです。

選択肢4は防護棚の敷板の隙間を3 cm以下とすればよいとしていますが、これは誤りです。防護棚の敷板はすき間がないように設けるのが正しいです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 傾斜のある道路では仮囲い下端の隙間を土台コンクリートで塞ぐ
2 ◯(正しい) 歩道防護構台は構台上で雨水処理し照明を設置する
3 ◯(正しい) 解体工事で足場外側面に防音パネルを設置するのは妥当
4 ×(誤り) 防護棚の敷板はすき間なく設ける(隙間3cm以下は誤り)

選択肢4のポイント(ここが誤り)

防護棚(朝顔)は、上から落ちてくる物を受け止めて歩行者を守る設備です。

受け板にすき間があると、小さな落下物がそこから通り抜けて下にいる人に当たります。だから敷板はすき間がないように敷き詰めます。

ザックリ言えば、防護棚は隙間ゼロが原則、3cmでも開けてはダメということです。

覚え方

  • 防護棚の敷板はすき間なく設ける
  • 仮囲い下端の隙間は塞ぐ
  • 歩道防護構台は照明を設置

一問一答

Q.

外部足場の防護棚の敷板に隙間を設けてよいか。

いけません。すき間がないように設けます。

令和2年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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