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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.48を解説、施工計画

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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.48は、施工計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

各種工法の選定(建入れ直し・逆打ち・先組み+機械式継手・耐火被覆)を問う問題です。引っかけの核心は目的と工法のミスマッチで、粉じんが出る吹付け工法を「粉じんをなくす目的」に結び付けて不適当な選択肢を作っているわけです。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 建方の進行とともに小区画で建入れ直しを行う計画は妥当なので正しい
2 ◯(正しい) 大深度工事で地下と上部を並行施工する逆打ち工法は工期短縮に妥当なので正しい
3 ◯(正しい) 鉄筋を先組みし機械式継手を併用して工期短縮を図る計画は妥当なので正しい
4 ×(誤り) 吹付け工法は粉じんが飛散し厚さ管理も難しい。「粉じんをなくす目的で吹付け」は矛盾し不適当

選択肢4は粉じん飛散をなくす目的で耐火被覆を吹付け工法とするとしており、ここが最も不適当です。吹付けはむしろ粉じんが出るんです。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

耐火被覆のロックウール吹付け工法は、繊維とセメントを吹き付ける工法です。施工中に繊維の粉じんが大量に飛散します。

さらに吹き付けた被覆は厚みにムラが出やすく、被覆厚さの管理がしにくいという特徴もあります。

つまり「粉じん飛散をなくし厚さ管理を容易にする」という目的に対し、吹付け工法は目的と正反対で不適当なんです。

粉じんをなくし厚さを管理したいなら、成形板を張る乾式工法や巻付け工法が適します。目的と工法の向きが合っているかを見る問題です。

覚え方

  • 吹付け耐火被覆は粉じんが飛散・厚さ管理が難しい
  • 粉じん低減・厚さ管理重視なら巻付け・成形板張り(乾式)
  • 逆打ち工法・先組み+機械式継手は工期短縮に有効
  • 工法選定は「目的と特徴が合うか」で判断

理解度チェック

Q.

粉じん飛散をなくし被覆厚さ管理を容易にしたいとき、ロックウール吹付け工法は適切か。

不適です。吹付けは粉じんが出て厚さ管理も難しく、目的と逆になります。乾式の成形板張りや巻付け工法が適します。

Q.

逆打ち工法は何のために用いるか。

大深度の工事などで、地下の掘削・構築と地上部の施工を並行して進め、工期を短縮するために用います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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