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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.49は、耐震補強躯体改修工事の施工計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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耐震補強で使うグラウト材・シアコネクタ・溶接閉鎖フープ・連続繊維シートの施工値を問う問題です。引っかけの核心は溶接閉鎖フープの継手のフレア溶接長さで、必要な溶接長さを鉄筋径の何倍とるかを取り違えていないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢3(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | グラウト材は練上り温度10〜35℃に管理 |
| 2 | ◯(正しい) | シアコネクタを型枠固定用セパレータと兼用できる |
| 3 | ×(誤り) | 両側フレア溶接の継手は5d以上(4dは誤り) |
| 4 | ◯(正しい) | 連続繊維シートの重ね継手は各面に分散配置 |
選択肢3は両側フレア溶接の継手の溶接長さを4dとしており、これが不足で誤りです。両側フレアでは5d以上必要です。
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溶接閉鎖フープは、柱のせん断補強筋(帯筋)の端部を溶接でつないで閉じた輪にしたものです。地震時に柱が膨らもうとするのを締めつけて、ねばり強さを高めます。
その継手のフレア溶接が短いと、力がかかったときに溶接部が割れて輪が開いてしまいます。そこで必要な溶接長さを鉄筋径dの倍数で定め、両側フレア溶接なら5d以上、片側フレア溶接なら10d以上とします。
選択肢3は両側フレア溶接で溶接長さを4dとしていますが、これは基準の5dに足りません。継手の溶接が不足するとフープが開いて補強効果が失われる危険側です。両側フレアは5d以上なんです。
グラウト材を練上り温度10〜35℃に管理する点、シアコネクタを型枠固定用セパレータと兼用する点、連続繊維シートの重ね継手を各面に分散配置する点は、いずれも正しい扱いです。
溶接閉鎖フープの両側フレア溶接の溶接長さは鉄筋径dの何倍以上か。
5d以上です。片側フレア溶接なら10d以上で、4dでは不足します。
溶接閉鎖フープを用いるのは、せん断補強筋に何を期待するためか。
端部を溶接で閉じることで地震時に輪が開かないようにし、柱を締めつけてねばり強さを高めるためです。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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