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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.31は、鉄骨の建方に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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建方時の建入れ直し・仮ボルト・接合順序など、現場での組立て手順を問う問題です。引っかけの核心はエレクションピースの仮ボルトに何を使うかで、普通ボルトと高力ボルトのどちらを全数締めるかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | スパンが小さいときはくさびで押し広げて調整する |
| 2 | ×(誤り) | エレクションピースの仮ボルトは高力ボルト全数(普通ボルトは誤り) |
| 3 | ◯(正しい) | 混用接合は高力ボルトを先に締め、その後溶接 |
| 4 | ◯(正しい) | 建方終了ごとに補強ワイヤを張る |
選択肢2が掲げた「エレクションピースの仮ボルトに普通ボルトを全数締め付ける」という記述が誤りで、正しくは高力ボルトを全数締め付けます。
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エレクションピースは、柱どうしの現場溶接継手の前に、上下の柱の位置を保持しておくための取付け金物です。溶接が完了して継手が一体になるまで、建方の荷重や風による力を一手に受け持ちます。
そのため仮ボルトといっても高い保持力が必要で、ここには高力ボルトを全数締め付けます。すべりにくい高力ボルトで全孔を締めることで、溶接が終わるまで確実に位置を保てるわけです。
選択肢2は普通ボルトを全数締め付けるとしていますが、普通ボルトでは保持力が足りず、建方中にずれて危険側です。ここが最も不適当な記述なんです。
スパンが小さいときにくさびで押し広げて建入れを直す点、混用接合で高力ボルトを先に締めてから溶接する点、建方終了ごとに補強ワイヤを張る点は、いずれも正しい扱いです。
柱の現場溶接継手のエレクションピースの仮ボルトには何を使うか。
高力ボルトを全数締め付けます。溶接が終わるまで大きな力を受けるため、保持力の高い高力ボルトが必要です。
高力ボルトと溶接を併用する混用接合では、どちらを先に行うか。
高力ボルトを先に締め付け、その後に溶接します。先に溶接すると締付けで部材がずれるためです。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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