ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 令和元年
  5. > No.31 鉄骨の建方

令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.31を解説、鉄骨の建方

令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.31 は、鉄骨の建方 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 建入れ直しとくさび
  2. エレクションピースの仮ボルト
  3. 混用接合の締付け順序
  4. 建方終了ごとの補強ワイヤ

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

柱の溶接継手のエレクションピースの仮ボルトは、高力ボルトを全数締め付けるのが正しいんです。

選択肢2は普通ボルトを全数締め付けるとしていますが、これは誤りです。エレクションピースには高い保持力が要るため、仮ボルトでも高力ボルトを全数締め付けるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) スパンが小さいときはくさびで押し広げて調整する
2 ×(誤り) エレクションピースの仮ボルトは高力ボルト全数(普通ボルトは誤り)
3 ◯(正しい) 混用接合は高力ボルトを先に締め、その後溶接
4 ◯(正しい) 建方終了ごとに補強ワイヤを張る

選択肢2のポイント(ここが誤り)

エレクションピースは柱の現場溶接の前に位置を保持する金物です。

溶接が終わるまで大きな力に耐える必要があるため、仮ボルトでも高力ボルトを全数締めます。

ザックリ言えば、エレクションピースは高力ボルト全数、ということです。

覚え方

  • エレクションピースの仮ボルトは高力ボルト全数締め
  • 混用接合は高力ボルト先、溶接後

一問一答

Q.

エレクションピースの仮ボルトには何を使うか。

高力ボルトを全数締め付けます。普通ボルトではありません。

令和元年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>