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令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.30は、鉄骨工事の溶接に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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溶接の品質を左右する作業条件(風・溶接棒・割れの補修・余盛り)を問う問題です。引っかけの核心はガスシールドアーク溶接が許される風速で、風が強くても防風処置をしなくてよいと書いていないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | 風速5m/sなら防風処置が必要(しないは誤り) |
| 2 | ◯(正しい) | 490N級鋼の組立て溶接に低水素系溶接棒は適切 |
| 3 | ◯(正しい) | 表面割れは両端から50mm以上はつって補修溶接 |
| 4 | ◯(正しい) | 余盛り3mmならグラインダー仕上げ不要 |
選択肢1は風速5m/sでも防風処置をしなかったとしており、これが誤りです。ガスシールドアーク溶接では防風処置をしなければなりません。
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ガスシールドアーク溶接は、シールドガスを噴き出して溶融金属を空気から守りながら溶接する方法です。空気中の酸素や窒素が溶接部に入ると、ブローホールなどの欠陥が生じてしまいます。
ところが風が強いと、せっかくのシールドガスが吹き飛ばされ、溶接部が空気にさらされます。そのため風速が2m/sを超える場所では、ついたてなどで風を防がなければなりません。
選択肢1は風速5m/sでも防風処置をしなかったとしていますが、これではシールドガスが乱れて溶接欠陥を招く危険側です。5m/sは基準の2m/sをはるかに超えており、防風処置が必須なんです。
490N級鋼の組立て溶接に低水素系溶接棒を用いる点、表面割れを両端から50mm以上はつって補修溶接する点、余盛り3mm程度ならグラインダー仕上げを省ける点は、いずれも正しい扱いです。
ガスシールドアーク溶接で防風処置が必要になる風速はいくつ以上か。
2m/sを超える場合です。風でシールドガスが飛ばされ、溶接欠陥が生じるためです。
溶接部の表面割れを補修するとき、どの範囲をはつるか。
割れの両端から50mm以上をはつり取ってから補修溶接します。割れの先端を確実に除くためです。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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