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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.32を解説、大断面集成材の木造建築物

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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.32は、大断面集成材の木造建築物に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

ボルト孔あけの大きさ、建入れ直しの方法、集成材の保管、ボルト孔の心ずれ許容という、大断面集成材の加工・建方の管理を問う問題です。引っかけの核心はボルト孔の心ずれをどこまで許容するかで、鋼構造より緩い数値にすり替えています。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) ボルト孔はM16未満で公称軸径+1mm、M16以上で+1.5mm
2 ◯(正しい) 大規模架構はブロックごとに建入れ直しを行う
3 ◯(正しい) 集成材は雨がかからないよう防水シートで覆い保管
4 ×(誤り) ボルト孔の心ずれは2mm以内程度5mm以内では緩すぎ誤り

選択肢4は、ボルト孔の心ずれ許容を5mm以内としている点が誤りで、集成材の接合精度を確保するにはこれでは緩すぎます。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

大断面集成材の接合は、鋼板(ガセット)とボルトを介して力を伝えます。複数のボルトで荷重を分担させる仕組みなんです。

このとき孔の位置がずれていると、力が一部のボルトに偏ってかかります。なぜかというと、ずれた分だけ各ボルトのあたり方が不均一になるからです。

偏った力は接合部の早期破損につながるため、孔の心ずれは2mm以内程度に厳しく抑えます。

選択肢4の心ずれ5mm以内では許容が広すぎて、接合性能を確保できません。ここが最も不適当な記述ということです。

覚え方

  • 集成材のボルト孔の心ずれは2mm以内程度に厳しく(5mmは緩い引っかけ)
  • ボルト孔径=M16未満で公称軸径+1mm、M16以上で+1.5mm
  • 集成材は雨を避け防水シートで覆って保管

理解度チェック

Q.

大断面集成材のボルト孔の心ずれ許容を5mm以内とするのは適切か。

緩すぎて不適当です。2mm以内程度に厳しく抑え、複数のボルトに力が均等にかかるようにします。

Q.

集成材のボルト孔径は公称軸径に対してどの程度大きく設けるか。

M16未満で軸径+1mm、M16以上で+1.5mm程度を目安とします。心ずれの許容(2mm程度)とは別の管理値です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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