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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.31を解説、大空間鉄骨架構の建方

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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.31は、大空間鉄骨架構の建方に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

総足場工法、スライド工法、移動構台工法、リフトアップ工法という大空間架構の代表的な建方を問う問題です。引っかけの核心はリフトアップ工法が屋根架構をどうやって上げる工法かで、似た「吊り上げる」という言葉にすり替えています。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 総足場工法は全域に足場・構台を設けて架構を構築
2 ◯(正しい) スライド工法は構台上で組んだユニットを滑動横引きして構築
3 ◯(正しい) 移動構台工法は構台を移動させながら順次構築
4 ×(誤り) リフトアップ工法は地組み屋根をジャッキで押し上げるクレーンで吊り上げるは誤り

選択肢4は、リフトアップ工法をクレーンで吊り上げる工法と説明している点が誤りで、実際は地上で組んだ屋根架構をジャッキで押し上げる工法です。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

リフトアップ工法は、屋根の鉄骨架構を地上または低い位置で組み立ててしまい、先に立てた柱に取り付けたジャッキで、その架構全体を所定の高さまで押し上げる工法です。

なぜこの方法をとるかというと、屋根の組立てを地上で行えるため高所作業が大幅に減り、安全性と精度が高まるからです。

ここでの動作はあくまでジャッキによる「押し上げ」で、選択肢4のようにクレーンで吊り上げるのではありません。クレーンで吊って所定位置に据えるのは別の建方の考え方です。

用語が似ているため、リフトアップを「上から吊る」と取り違えると誤ります。ここが最も不適当な記述ということです。

覚え方

  • リフトアップ工法=地組みしてジャッキで押し上げ(クレーン吊り上げではない)
  • スライド工法=構台上で組んで横引き
  • 移動構台工法=構台を移動させながら順次構築

理解度チェック

Q.

リフトアップ工法は屋根ブロックをどうやって上げる工法か。

地上で地組みした屋根架構を、柱に取り付けたジャッキで押し上げます。クレーンで吊り上げる工法ではありません。

Q.

スライド工法と移動構台工法の違いは何か。

スライド工法は構台上で組んだユニットを横引きして所定位置へ送る方法、移動構台工法は構台自体を移動させながら順次架構を構築する方法です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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けんせつる

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