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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.8を解説、荷重及び外力

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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.8は、荷重及び外力に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

問われているのは、廊下・階段の積載荷重・多雪区域の積雪・必要保有水平耐力の係数・基準風速という荷重と外力の基本です。引っかけの核心は避難経路となる廊下・階段の積載荷重で、つながる室と同じでよいと考えると間違えます。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 教室に連絡する廊下・階段は教室より大きい積載荷重を見込む(同じは誤り)
2 ◯(正しい) 多雪区域の長期応力計算は固定+積載に積雪×0.7を加える
3 ◯(正しい) 必要保有水平耐力の標準せん断力係数は1.0以上
4 ◯(正しい) 速度圧の基準風速V0はその地方の再現期間50年相当の10分間平均風速

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

廊下や階段は、火災や地震の避難時に多くの人が一度に押し寄せます。つながる室そのものより人の密度が高くなる場所なんです。

そのため積載荷重は、連絡する室(教室)より大きな値を見込まなければなりません。教室と同じ値では避難時の荷重に対して不足してしまいます。

ザックリ言えば、避難経路は人が集中するので荷重を厚めに見ておく、ということですね。

問題文の「廊下・階段の積載荷重を教室と同じ値としてよい」という記述は誤りで、正しくは連絡する室より大きい積載荷重を見込みます。ここが最も不適当な記述になります。

覚え方

  • 避難経路(教室に連絡する廊下・階段)は連絡する室より大きい積載荷重
  • 必要保有水平耐力の標準せん断力係数Co=1.0以上
  • 多雪区域の長期応力計算は積雪荷重に0.7を乗じて加える
  • 基準風速V0=その地方の再現期間50年相当の10分間平均風速

理解度チェック

Q.

教室に連絡する廊下・階段の積載荷重は、教室と同じ値でよいか。

同じではいけません。避難時に人が集中するため、連絡する教室より大きい積載荷重を見込みます。

Q.

多雪区域で長期の応力計算を行うとき、積雪荷重はどう扱うか。

固定荷重・積載荷重に、積雪荷重に0.7を乗じた値を加えて計算します。雪が長期にわたって載ることを見込むためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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