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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.7を解説、基礎構造

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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.7は、基礎構造に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

問われているのは、直接基礎の許容支持力・フローティング基礎・基礎梁の剛性・液状化という基礎構造の基本です。引っかけの核心は基礎底面の形状(幅)と許容支持力の関係で、面積さえ同じなら支持力も同じと思い込むと間違えます。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 底面積が同じでも形状(幅)が違えば許容支持力は異なる
2 ◯(正しい) フローティング基礎は排土重量と建物重量をつり合わせ地中応力を増やさない
3 ◯(正しい) 基礎梁の剛性を大きくするとフーチングの沈下を平均化できる
4 ◯(正しい) 液状化は飽和した緩い砂が繰返しせん断で間隙水圧上昇し砂粒子が浮遊する現象

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

地盤の許容支持力を求める支持力式には、基礎の幅を表す項が含まれています。つまり幅が変われば支持力の計算値も変わるわけです。

底面積が同じでも、正方形と細長い長方形では幅が違います。同じ面積を一辺の短い細長い形にすると幅が小さくなり、許容支持力は一致しません。

ザックリ言えば、効いてくるのは面積ではなく形(幅)だということですね。ここを面積だけで判断するとつまずきます。

問題文の「底面積が同じなら形状が違っても許容支持力は同じ」という記述は誤りで、正しくは形状(幅)が違えば許容支持力も異なるのです。ここが最も不適当な記述になります。

覚え方

  • 許容支持力は基礎の幅・形状で変わる(面積が同じでも一致しない)
  • フローティング基礎=排土重量と建物重量をつり合わせ、地中応力を増やさない
  • 基礎梁の剛性を大きくするとフーチングの沈下を平均化できる
  • 液状化=飽和した緩い砂+繰返しせん断+間隙水圧上昇

理解度チェック

Q.

底面積が同じでも基礎の形状が違うと、許容支持力は同じになるか。

なりません。許容支持力は基礎の幅に影響されるため、正方形と細長い長方形では値が変わります。

Q.

フローティング基礎は、どのような考え方で地盤への負担を抑えるか。

掘削して取り除いた土の重量と建物重量をつり合わせ、地中に増える応力をできるだけ小さくする考え方です。軟弱地盤での沈下を抑えます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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