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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.63を解説、仕上工事における試験及び検査

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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.63は、仕上工事における試験及び検査に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

仕上げの各検査で「何を、どの器具で」確かめるかを問う問題です。引っかけの核心は、タイルの浮きの検査器具で、打診用のテストハンマーであるべきところを、コンクリート強度推定用のシュミットハンマーに置き換えている点にあります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) さび止め塗装の塗膜厚は電磁式の膜厚計で確認するで正しい
2 ◯(正しい) 下地コンクリートの乾燥は高周波水分計で確認するで正しい
3 ×(誤り) タイル浮きの検査にシュミットハンマーを使うのは誤り(打診用テストハンマー)
4 ◯(正しい) 室内のホルムアルデヒド濃度は採取機器で測定するで正しい

選択肢3は、タイルの浮きをシュミットハンマーで調べるとしています。シュミットハンマーはコンクリートの圧縮強度を推定する器具で、浮きの判定には使いません。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

タイルの浮きとは、タイルと下地モルタルの間にすき間が生じ、密着していない状態です。放置すると剥落につながります。

これを調べるのが打音検査で、打診用のテストハンマー(打診棒)で表面を軽くたたき、音の違いで判定します。浮いている部分は、密着部より高く濁った音になるため聞き分けられるわけです。

一方、選択肢3のシュミットハンマー(リバウンドハンマー)は、表面に打撃を与えて反発の度合いからコンクリートの圧縮強度を推定する器具です。用途がまったく違うため、これをタイル浮きの検査に当てるのは誤りなんです。

覚え方

  • タイルの浮きは打診用テストハンマーで打音検査
  • シュミットハンマー=コンクリート強度の推定(別用途)
  • 器具と用途の組合せで誤りを作る問題が定番

理解度チェック

Q.

タイルの浮きの検査に使う器具と方法は。

打診用テストハンマーで表面をたたき、音の違いで浮きを判定する打音検査です。

Q.

シュミットハンマーは何を調べる器具か。

打撃時の反発度からコンクリートの圧縮強度を推定する器具です。タイル浮きの検査には使いません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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けんせつる

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