ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成29年
  5. > No.58 JIS Q 9000の用語の定義

平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.58を解説、JIS Q 9000の用語の定義

平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.58 は、JIS Q 9000の用語の定義 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. マネジメントシステムの定義
  2. 是正措置の定義
  3. トレーサビリティの定義
  4. 品質マネジメントの定義

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

トレーサビリティとは、対象の履歴・適用・所在を追跡できる能力のことなんです。

選択肢3は「目標達成のための適切性・妥当性・有効性を確定する活動」と説明していますが、これはレビューの定義です。トレーサビリティは追跡可能性を指します。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) マネジメントシステムは方針・目標と達成プロセスの要素群
2 ◯(正しい) 是正措置は不適合の原因除去・再発防止
3 ×(誤り) トレーサビリティは追跡可能性(記述はレビューの定義で誤り)
4 ◯(正しい) 品質マネジメントは品質に関する指揮・管理活動

選択肢3 のポイント(ここが誤り)

トレーサビリティは、製品や材料の履歴・所在をさかのぼって追える能力です。

選択肢3の説明は「レビュー」の定義であり、トレーサビリティとは別物です。

ザックリ言えば、トレーサビリティ=追跡できること、ということです。

覚え方

  • トレーサビリティ=追跡可能性
  • 是正措置=原因除去・再発防止
  • レビュー=適切性等を確定する活動

一問一答

Q.

トレーサビリティの意味は。

対象の履歴・所在を追跡できる能力(追跡可能性)です。

平成29年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>