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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.53は、施工速度とコストの関係に関する問題です。この問題では、4つのグラフのうち、最も適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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この問題は、施工速度と工事原価の関係を表すグラフを選ぶものです。引っかけの核心は直接費と間接費の増減方向と、その合計である総工事費の形で、それぞれが速度に対してどう動くかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。図は転載しないので、考え方で整理します。
正解:選択肢3(最も適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(不適当) | 合計の総工事費に最小点が表れておらず関係の表し方が誤り |
| 2 | ×(不適当) | 直接費・間接費の増減方向が実態と合わず誤り |
| 3 | ◯(適当) | 総工事費が下に凸で中間に最小点(経済速度)をもつ正しいグラフ |
| 4 | ×(不適当) | 直接費と間接費の増減が逆に描かれており誤り |
選択肢1・2・4は直接費と間接費の増減方向や、合計の最小点の表し方が実態と合わず不適当で、総工事費が下に凸で最小点をもつ選択肢3が正解です。
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工事原価は、直接費と間接費に分けて考えます。
施工速度を上げる、つまり工期を縮めようとすると、残業や応援、機械の増投入が必要になり直接費は増えます。反対に施工速度を下げて工期が延びると、現場事務所の維持費や管理人件費などの間接費がかさみます。
この二つを足した総工事費は、速すぎても遅すぎても高くなり、中間で最も安くなります。だからグラフは下に凸で、中間に最小点をもつ曲線になるわけです。その最小点が経済速度(最適施工速度)です。
選択肢3だけがこの関係、すなわち直接費は右上がり・間接費は右下がり・合計は下に凸を正しく表しているので正解なんです。
ザックリ言えば、総工事費=直接費+間接費で、真ん中が一番安い、ということです。
施工速度を上げると、直接費と間接費はそれぞれどう変化するか。
直接費は増えます(残業や応援、機械の増投入が必要になるため)。一方で工期が短くなるので間接費は減ります。
総工事費の曲線が下に凸になり、最小点をもつのはなぜか。
総工事費は直接費と間接費の合計で、速すぎると直接費が、遅すぎると間接費が大きくなるためです。中間に両者の合計が最も小さくなる経済速度が存在します。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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