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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.49は、躯体工事の施工計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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この問題は、躯体工事の施工計画の基本(場所打ち杭の2次スライム処理、高力ボルト孔の孔あけ、独立柱のコラムクランプ、捨てコンクリートの打込み時間)を問うものです。引っかけの核心は高力ボルト孔の孔あけ方法で、せん断孔あけを許していないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 場所打ち杭の2次スライムはコンクリート打設直前にエアリフトなどで除去するため正しい |
| 2 | ×(誤り) | 高力ボルト孔はドリル孔あけが原則。「せん断孔あけ」は誤り |
| 3 | ◯(正しい) | 独立柱の型枠はコラムクランプで締め付けて変形を防ぐため正しい |
| 4 | ◯(正しい) | 外気温25℃を超える場合は練混ぜから打込み終了まで90分以内とするため正しい |
選択肢2は高力ボルト孔をせん断孔あけで加工するとしていますが、孔周りを傷めて接合品質が落ちるため誤りで、高力ボルト孔は原則ドリル孔あけとします。
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高力ボルト摩擦接合は、孔の周りの鋼材どうしを強く締め付け、その摩擦で力を伝えます。だから孔の周りの鋼材が健全であることが大切です。
せん断孔あけ(打抜き)は刃で鋼板を一気に押し抜く加工です。孔の周りが押しつぶされて硬く脆くなり、微細な割れも入ります。これでは摩擦接合の品質が落ちてしまうわけです。
そこで高力ボルト孔はドリルで切削する孔あけを原則とします。問題文の「せん断孔あけ」では孔周りを傷めて接合性能を損なうため誤りなんです。
ザックリ言えば、高力ボルト孔はドリルであける、ということです。
高力ボルト用の孔あけは、せん断孔あけでよいか。
いけません。せん断孔あけは孔周りの鋼材を硬く脆くして接合品質を落とすため、高力ボルト孔は原則ドリル孔あけとします。
場所打ち杭の2次スライム処理は、いつ行うか。
鉄筋かごを建て込んだあと、コンクリートを打設する直前に行います。掘削後にあらためて孔底にたまったスライムをエアリフトなどで除去し、杭先端の支持力を確保します。
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※ この記事の確認日:2026年6月
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