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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.33は、耐震改修の巻き立て補強に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集
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この問題は、既存柱を鉄筋コンクリートで巻き立てる耐震補強の基本(フープ筋の折曲げ内法直径、壁付き柱のフープ配置、フープ継手のフレア溶接長さ、巻き立て厚さ)を問うものです。引っかけの核心は溶接閉鎖フープのコーナー折曲げ内法直径の倍率で、数値を取り違えていないかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢1(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | コーナーの折曲げ内法直径は呼び名の3倍以上。「2倍」では曲げが急すぎ誤り |
| 2 | ◯(正しい) | 壁付き柱は壁に孔をあけてフープを通し、閉鎖型に配置するため正しい |
| 3 | ◯(正しい) | フープ継手は片側フレア溶接で呼び名の10倍以上の溶接長さを確保するため正しい |
| 4 | ◯(正しい) | 巻き立て厚さを所定の値以上確保しており正しい |
選択肢1はコーナーの折曲げ内法直径を呼び名の2倍としていますが、曲げが急すぎて折曲げ部が割れやすく誤りで、正しくは3倍以上です。
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巻き立て補強では、既存の柱の外側にフープ筋(帯筋)を巻き付け、コンクリートで一体化して柱の粘り強さを高めます。
フープのコーナーは鉄筋を直角近くに曲げる部分です。曲げの内側の半径が小さいと、鉄筋がきつく曲がって折曲げ部に大きな引張力がかかり、割れや破断が起きやすくなるわけです。
そこで折曲げ内法直径を、フープ筋の呼び名の数値の3倍以上とし、無理のない曲げにします。問題文の「2倍」では曲げが急すぎ、折曲げ部が損傷しやすいため誤りなんです。
ザックリ言えば、フープの曲げは径の3倍以上ゆるく、ということです。
溶接閉鎖フープのコーナー部の折曲げ内法直径は、呼び名の何倍以上とするか。
3倍以上です。急角度に曲げると折曲げ部に引張力が集中して割れやすくなるためで、2倍は誤りです。
壁付き柱を巻き立て補強するとき、フープ筋はどのように配置するか。
壁に孔をあけてフープ筋を通し、柱の周囲を一周する閉鎖型に配置します。閉鎖型にすることで、柱を拘束して粘り強さを高められます。
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月
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