ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成28年
  5. > No.73 避難施設等

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.73を解説、避難施設等

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.73 は、建築基準法上の避難施設等に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 非常用昇降機
  2. 回り階段の踏面測定
  3. 小学校の非常用照明
  4. 映画館の出口の戸

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが誤っている記述)

非常用の照明装置は多くの建物に必要ですが、学校などは設置を要しない用途として除外されているんです。

選択肢3は、「小学校には非常用の照明装置を設けなければならない」としていますが、これは誤りです。学校(小学校・中学校など)は非常用照明の設置義務から除外されています。昼間使用が中心で避難が容易などの理由によるものです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 高さ31m超は原則非常用昇降機
2 ◯(正しい) 回り階段の踏面は狭い端から30cmで測定
3 ×(誤り) 小学校は非常用照明の設置義務が除外される
4 ◯(正しい) 映画館の客用屋外出口の戸は内開き禁止

選択肢3のポイント(ここが誤り)

非常用照明は、不特定多数が使う建物などに必要です。

学校(小・中・高など)は、避難上の特性から設置義務が除外されています。

設問は小学校に設置義務があるとしており、除外規定に反し誤りです。

ザックリ言えば、学校は非常用照明が免除、ということです。

覚え方

  • 学校は非常用照明が免除
  • 高さ31m超は非常用昇降機
  • 映画館の客用屋外出口は内開き禁止

一問一答

Q.

小学校に非常用照明装置の設置義務はあるか。

ありません。学校は設置義務から除外されています。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>