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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.65 を解説、公衆災害の防止対策

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.65 は、公衆災害の防止対策 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 歩行者用仮設通路は幅1.5m・有効高さ2.1m
  2. 車道幅員を制限後1車線で4.5mとした
  3. 地盤アンカー先端が境界外に出るので隣地所有者の承諾を得た
  4. 排水は経路を確認し下水道・河川管理者に届け出た

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

道路の通行を制限したあと2車線を確保する場合、車道の幅員は5.5m以上が必要です(1車線なら3m以上)。

選択肢2は2車線で4.5mとしており、5.5mに届かず不足です。ここが誤りです。

ザックリ言えば、2車線は5.5m以上、1車線は3m以上、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 歩行者用通路の幅・高さで妥当
2 ×(最も不適当) 制限後に2車線を確保する場合、車道幅員は5.5m以上必要で、4.5mは不足で誤り(1車線なら3m以上)
3 ◯(適当) 地盤アンカーの承諾で正しい
4 ◯(適当) 排水の届出で正しい

選択肢2 のポイント(ここが最も不適当)

工事で道路の通行を制限するときも、車が安全にすれ違える幅を残す必要があります。公衆災害防止対策要綱は、制限後に確保する車線数ごとに最低の車道幅員を定めています。

1車線なら3m以上、2車線なら5.5m以上です。2車線を通すなら、対向車とのすれ違いに5.5mの幅が要ります。

選択肢2は2車線で4.5mとしており、5.5mの基準に届きません。2車線は5.5m以上、と押さえてみましょう。

覚え方

  • 制限後の車道幅員は要綱の基準値どおりにとる
  • 歩行者通路は幅1.5m・有効高さ2.1m
  • 地盤アンカーが境界外は隣地承諾

一問一答

Q.

車道を制限する際の幅員は何に従うか。

公衆災害防止対策要綱の基準値に従います。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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