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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.27 を解説、型枠の支保工

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.27 は、型枠の支保工 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 軽量型支保梁は中間部を支柱で支持してはならない
  2. 鋼管枠の水平つなぎは最上層及び5層以内ごと
  3. パイプサポート2本継ぎの継手は4本以上のボルト等で固定
  4. 組立て鋼柱が高さ5m超なら高さ5m以内ごとに水平つなぎを2方向

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

組立て鋼柱(はり形鋼の柱)は、高さが4mを超える場合に高さ4m以内ごと、2方向に水平つなぎを設けます。

「5mを超える場合、5m以内ごと」は数値が誤りです。

ザックリ言えば、組立て鋼柱は4mごとに水平つなぎ、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 軽量型支保梁の支持規定で正しい
2 ◯(正しい) 鋼管枠の水平つなぎ規定で正しい
3 ◯(正しい) パイプサポート継手の固定規定で正しい
4 ×(誤り) 組立て鋼柱は高さ4mを超える場合に高さ4m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けるのが正しく、5mは誤り

選択肢4 のポイント(ここが誤り)

組立て鋼柱は、はり形鋼などを組んで高く立てる支柱です。上からコンクリートと型枠の重みがかかると、細長い柱は横にはらんで座屈し、一気に倒れます。

これを防ぐのが水平つなぎです。途中を2方向で固定すると、柱が座屈するときの長さが短く区切られ、座屈に耐える力が大きくなります。つなぎの間隔が広いほど座屈しやすくなる、と考えてみましょう。

労働安全衛生規則は、高さ4mを超える組立て鋼柱に、高さ4m以内ごと2方向の水平つなぎを求めています。選択肢4の「5mを超える場合に5m以内ごと」は、この4mを5mに置き換えた数値の誤りです。

覚え方

  • 組立て鋼柱は高さ4m超で4m以内ごと2方向に水平つなぎ
  • 鋼管枠は最上層・5層以内ごと水平つなぎ
  • パイプサポート2本継ぎは4本以上のボルト

一問一答

Q.

組立て鋼柱の水平つなぎは何mごとか。

高さ4mを超える場合、4m以内ごとに2方向へ設けます。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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