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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.25 を解説、異形鉄筋の継手及び定着

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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.25 は、異形鉄筋の継手及び定着に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、異形鉄筋の継手と定着の基本(重ね継手長さの算定径・鉄筋強度との関係・コンクリート強度との関係・折曲げ定着の投影長さ)を問うものです。引っかけの核心はコンクリート強度と定着長さの関係で、強度が高いと長くなるのか短くなるのかを逆に覚えていないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 径の異なる重ね継手の長さは細いほうの径で算定するので正しい
2 ◯(適当) 強度の低いSD295Bは同径のSD390より必要定着長さが短く、正しい
3 ×(誤り) コンクリート強度が高いほど定着長さは短く、Fc21はFc30より長い。「Fc21が短い」は逆
4 ◯(適当) 90度折曲げ定着の柱への投影定着長さを柱せいの3/4倍以上とするのは正しい

選択肢3は「Fc21のほうがFc30より定着長さが短い」としている点が逆で、低強度のFc21のほうが長くなります。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

定着は、コンクリートと鉄筋の付着の力で、鉄筋が抜けないように埋め込む長さです。

コンクリート強度が高いほど、鉄筋との付着の力も強くなります。強く付着するなら、短い埋め込みでも同じ力を伝えられるので、必要な定着長さは短くてすむんです。

逆に低強度のFc21は付着が弱く、その分長く埋める必要があります。よってFc21のほうが定着長さは長く、「短い」とした問題文が、関係を逆にした最も不適当な記述ということです。

覚え方

  • 定着長さはコンクリート強度が高いほど短い(Fc21は長い)
  • 鉄筋強度が高いほど定着は長い(SD295Bは短い)
  • 径の異なる重ね継手長さは細いほうの径で算定

理解度チェック

Q.

Fc21とFc30で、直線定着長さが短くなるのはどちらか。

Fc30です。コンクリート強度が高いほど鉄筋との付着が強く、必要な定着長さが短くなります。

Q.

径の異なる鉄筋を重ね継手とするとき、継手長さは太い径と細い径のどちらで算定するか。

細いほうの径で算定します。細い鉄筋を基準に必要長さを決めます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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