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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.23 を解説、ソイルセメント柱列山留め壁

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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.23 は、ソイルセメント柱列山留め壁に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、ソイルセメント柱列山留め壁の施工(ロックオーガー径・先行削孔併用方式・硬化不良部の処置・掘削かくはん速度)を問うものです。引っかけの核心は粘性土での掘削かくはん速度を速くするか遅くするかで、付着しやすい土への対処を逆にしていないかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 既存基礎解体のロックオーガー径を施工径より大きくするのは妥当で正しい
2 ◯(適当) N値50以上や玉石混在では先行削孔併用方式とするのは正しい
3 ◯(適当) 硬化不良部はモルタル充填や薬液注入で処置するので正しい
4 ×(誤り) 粘性土は付着しやすく混ざりにくいため速度は遅くするのが正しく、「速くする」は誤り

選択肢4は粘性土で掘削かくはん速度を「速くする」としている点が誤りで、付着しやすい粘性土ではむしろ遅くして練り混ぜます。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

ソイルセメント壁は、原位置の土をオーガーで掘り、セメントミルクと混ぜて固める山留め壁です。土とセメントが均一に混ざるほど、丈夫で水を通しにくい壁になります。

粘性土は粘り気が強く、オーガーの羽根にだんごのように付着して、まわりの土と十分に混ざりません。撹拌速度を速くすると、練り混ぜが追いつかず混ざり残しが増えるんです。

だから粘性土ではむしろ速度を遅くし、時間をかけて練ります。「速くする」とした問題文は、混合不良で壁の強度・止水性を損なう誤りということです。

覚え方

  • 粘性土は掘削かくはん速度を遅くしてよく練る
  • N値50以上・玉石混在は先行削孔併用方式
  • 硬化不良部はモルタル充填・薬液注入で処置

理解度チェック

Q.

粘性土をソイルセメント壁で施工するとき、掘削かくはん速度はどうするか。

遅くします。粘性土はオーガーに付着して混ざりにくいため、速度を落として時間をかけて練り混ぜます。

Q.

N値が大きい硬い地盤や玉石が混じる地盤では、どんな施工方式をとるか。

先行削孔を併用する方式をとります。先に孔をあけて掘削の負荷を下げ、確実に造成します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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