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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.10 を解説、曲げモーメント図

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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.10は、曲げモーメント図に関する問題です。この問題では、与えられた架構に正しく対応する曲げモーメント図を、4つの図から選びます。

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この問題のポイント

この問題は、集中荷重を受ける架構の曲げモーメント図を読む基本を問うものです。図そのものをここで再現はしませんが、選び方の考え方は決まっています。支点反力を求め、曲げモーメントを引張側に描くという二つの約束を外さなければ、正しい図にたどり着けるわけです。

引っかけの核心は、最大モーメントが生じる位置と、図が膨らむ向きです。ここを取り違えた図が、誤りの選択肢として並びます。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も適当な図)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 最大となる位置や膨らむ向きが、反力から導かれる形と一致しない
2 ×(誤り) モーメント図の形が、反力をもとに追った曲げの分布と合わない
3 ×(誤り) 最大位置または引張側に描く向きが条件に合わない
4 ◯(正しい) 荷重位置で最大となり、引張側に膨らむ向きが架構と整合していて正しい

誤りの図は、いずれも最大モーメントの位置か、膨らむ向きを取り違えています。正しいのは、反力から追った分布と一致する選択肢4です。

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選択肢4のポイント(ここが正しい図)

曲げモーメント図は、部材のどちら側が引っ張られるかを表した図です。判定はいつも同じ手順で、まず力のつり合いから支点反力を求め、次に部材に沿って曲げの大きさと向きを追います。

つり合いは、上下方向の力の和がゼロ、回転を起こすモーメントの和もゼロ、という関係です。これを使えば、図を見なくても反力の大きさが決まるわけです。

単純ばりに集中荷重が載る場合、曲げモーメントは荷重の真下で最大になり、その点から両支点に向かって直線的に小さくなる三角形の分布になります。はりは下側が引っ張られるので、図は引張側に膨らみます。

選択肢4は、この最大位置と膨らむ向きが架構と整合しています。残る図は、最大の位置がずれているか、引張側と反対に膨らんでいるかのどちらかで、力のつり合いから導いた分布と食い違うんです。

覚え方

  • 判定はまず反力 → そのあと曲げを追う、の順
  • 曲げモーメント図は引張側に描く
  • 単純ばりの集中荷重は荷重の真下で最大、両支点でゼロの三角形
  • 図を選ぶときは「最大の位置」と「膨らむ向き」を二点照合する

理解度チェック

Q.

曲げモーメント図は、部材のどちら側に膨らむように描くか。

引張側に描きます。曲げモーメント図は部材のどちら側が引っ張られるかを表すため、引張側へ膨らむ向きで描く約束になっています。

Q.

単純ばりの中間に集中荷重が載るとき、曲げモーメントが最大になるのはどの位置か。

荷重が載る点の真下です。そこから両支点に向かって直線的に小さくなり、支点でゼロになる三角形の分布になります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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