けんせつる
ファンコイルユニットの2管式って、冷房と暖房を同時に使えるの?
この記事の要点
令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.18は、空気調和設備に関する問題です。正解は選択肢4。
令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.18は、空気調和機・冷却塔・二重ダクト方式・ファンコイルユニット方式の特徴を問う問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 空気調和機はエアフィルタ・冷却器・加熱器・加湿器等で構成される |
| 2 | ○(正しい) | 冷却塔: 温度上昇した冷却水を空気と直接接触させ気化熱で冷却する装置 |
| 3 | ○(正しい) | 二重ダクト方式: 2系統のダクトで温風・冷風を送り混合ユニットで熱負荷に応じて混合 |
| 4 | ×(誤り) | ファンコイル2管式は冷暖房の同時運転が不可能。「可能で制御性に優れている」は誤り |
選択肢4の「ゾーンごとに冷暖房の同時運転が可能で、室内環境の制御性に優れている」という記述が誤りで、2管式では同時運転は不可能です。
ファンコイルユニット方式の配管系統と冷暖房運転の可否の関係を理解することが大切です。
2管式と4管式の違いは「冷水と温水を同時に供給できるかどうか」という点に集約されます。
空気調和機の構成要素は、エアフィルタ・空気冷却器・空気加熱器・加湿器が基本です。温度・湿度・清浄度を調整するための装置が組み合わさっています。記述は正しいです。
冷却塔(クーリングタワー)は、空調機から出た温度上昇した冷却水を外気と直接接触させ、水の蒸発による気化熱を利用して冷却する装置です。記述は正しいです。
二重ダクト方式は、温風と冷風を別々のダクトで供給し、各室の混合ユニットで熱負荷に応じて混合量を調整する方式です。記述は正しいです。
これが誤りです。ファンコイルユニット方式の2管式は、1系統の配管で冷水または温水のどちらか一方しか供給できません。
冷房期は冷水のみ、暖房期は温水のみが流れるため、同じビル内で一部の部屋は冷房・一部は暖房という同時運転は不可能です。
4管式であれば冷水管と温水管が別々に配管されるため、ゾーンごとの同時冷暖房が可能になります。
2管式と4管式の違いは配管の本数から理解できます。
2管式 → 冷温水が1系統 → 同時冷暖房不可 / 4管式 → 冷水・温水が別系統 → 同時冷暖房可能
ファンコイルユニット方式の2管式配管は、冷暖房の同時運転が可能か。
不可能です。2管式は冷水または温水の一方しか供給できません。同時運転には4管式が必要です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4
ファンコイルユニット方式の2管式は、冷温水を1系統の配管で供給するため、冷暖房の同時運転ができません。「ゾーンごとに冷暖房の同時運転が可能」は4管式(冷水・温水が別系統)の説明であり、2管式については誤りです。