けんせつる
スタジア測量って、精度が高い距離測定なの?それとも概略的な測定なの?
この記事の要点
令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.16は、測量に関する問題です。正解は選択肢2。
令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.16は、直接水準測量・スタジア測量・間接水準測量・GNSS測量の特徴を問う問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 直接水準測量: レベルと標尺を用いて既知点から順に高低差を測定し標高を求める |
| 2 | ×(誤り) | スタジア測量は概略距離を求める方法。「高い精度」は誤り |
| 3 | ○(正しい) | 間接水準測量: 傾斜角や斜距離を読み取り計算で高低差を求める |
| 4 | ○(正しい) | GNSS測量: 複数の人工衛星からの電波信号の到達時間差で位置を求める |
選択肢2の「高い精度で求める方法」という記述が誤りで、スタジア測量は概略的な距離を簡便に求める方法です。
各測量方法の目的と精度を正確に理解することが大切です。
スタジア測量はレベルの望遠鏡の視野内にある標尺の読みの差から、簡便に距離を計算できる方法です。ただし精度は低く、あくまで概略値を得るための手法なんです。
直接水準測量は、レベルと標尺を使って既知の標高から順番に高低差を積み上げていく方法です。精度が高く、建築工事における基準高(BM)の設定に使われます。記述は正しいです。
これが誤りです。スタジア測量は、望遠鏡の上下の十字線(スタジア線)と標尺の読みの差を使って距離を計算する方法です。
計算式は「距離 = 読みの差 × 100」(係数100はスタジア定数)という簡単なものですが、精度は低く概略的な値しか得られません。「高い精度で求める方法」という記述は誤りです。
間接水準測量は、傾斜角と斜距離から計算によって高低差を求める方法です。トータルステーションなどで利用され記述は正しいです。
GNSS測量(GPS等)は、複数の衛星から受信した電波の到達時間差から位置情報を算出します。建設現場でも広く使われるようになった測量方法で記述は正しいです。
スタジア測量の「スタジア」は十字線のことです。「簡便・概略・低精度」という3つのキーワードで覚えましょう。
スタジア測量 → 読みの差×100で距離を計算 → 概略値 → 高精度ではない
スタジア測量で2点間の距離を求めるとき、その精度はどの程度か。
精度は低く、概略的な値しか得られません。高精度な距離測定にはトータルステーション等を使います。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2
スタジア測量は、レベルと標尺を用いて2点間の概略距離を簡便に求める方法です。「高い精度で求める」という記述は誤りです。精度は低く、トータルステーションなどを使った精密な距離測定とは異なります。